fsutil quota
NTFS ボリューム上のディスク クォータを管理して、ネットワーク ベースのストレージのより正確な制御を提供します。
構文
fsutil quota [disable] <volumepath>
fsutil quota [enforce] <volumepath>
fsutil quota [modify] <volumepath> <threshold> <limit> <username>
fsutil quota [query] <volumepath>
fsutil quota [track] <volumepath>
fsutil quota [violations]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
無効化 (disable) | 指定したボリュームのクォータの追跡と適用を無効にします。 |
enforce | 指定したボリュームにクォータ使用量を適用します。 |
変更 | 既存のディスク クォータを変更するか、新しいクォータを作成します。 |
query | 既存のディスク クォータを一覧表示します。 |
track | 指定したボリュームのディスク使用量を追跡します。 |
violations | システムとアプリケーションのログを検索し、クォータ違反が検出されたこと、またはユーザーがクォータのしきい値またはクォータの上限に達したことを示すメッセージが表示されます。 |
<volumepath> |
必須。 volume{GUID} の形式でドライブ名の後ろにコロンまたは GUID を指定します。 |
<threshold> |
警告が発行される上限 (バイト単位) を設定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。 |
<limit> |
最大許容ディスク使用量を (バイト単位で) 設定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。 |
<username> |
ドメイン名またはユーザー名を指定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。 |
解説
ディスク クォータはボリュームごとに実装され、ハード ストレージとソフト ストレージの両方の制限をユーザーごとに実装できます。
fsutil クォータを使う書き込みスクリプトを使って、新しいユーザーを追加するたびにクォータの上限を設定することや、クォータの上限を自動的に追跡してレポートにまとめ、システム管理者にメールで自動的に送信することができます。
例
GUID {928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963} が指定されたディスク ボリュームの既存のディスク クォータを一覧表示するには、次のように入力します。
fsutil quota query volume{928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963}
ドライブ文字 C: で指定したディスク ボリュームの既存のディスク クォータを一覧表示するには、次のように入力します。
fsutil quota query C: