次の方法で共有


bitsadmin transfer

1 つ以上のファイルを転送します。 既定で、BITSAdmin サービスは、NORMAL 優先順位で実行されるダウンロード ジョブを作成し、転送が完了するか重大なエラーが発生するまで、進行状況情報を使用してコマンド ウィンドウを更新します。

サービスは、すべてのファイルを正常に転送したらジョブを完了し、重大なエラーが発生したらジョブをキャンセルします。 ジョブにファイルを追加できない場合や type または job_priority に無効な値が指定された場合は、サービスではジョブは作成されません。 複数のファイルを転送するには、複数の <RemoteFileName>-<LocalFileName> のペアを指定します。 ペアはスペースで区切る必要があります。

Note

一時的なエラーが発生しても、BITSAdmin コマンドは動作を継続します。 コマンドを停止するには、Ctrl キーを押しながら C キーを押します。

構文

bitsadmin /transfer <name> [<type>] [/priority <job_priority>] [/ACLflags <flags>] [/DYNAMIC] <remotefilename> <localfilename>

パラメーター

パラメーター 説明
name ジョブの名前。 このコマンドを GUID にすることはできません。
省略可能。 次のようなジョブの種類を設定します。
  • /DOWNLOAD。 既定値。 ダウンロード ジョブの場合に、この種類を選択します。
  • /UPLOAD。 アップロード ジョブの場合に、この種類を選択します。
priority 省略可能。 次のようなジョブの優先順位を設定します。
  • FOREGROUND
  • HIGH
  • NORMAL
  • LOW
ACLflags 任意。 ダウンロードするファイルと一緒に所有者と ACL の情報も保持するように指定します。 次のような 1 つ以上の値を指定します。
  • o - ファイルと一緒に所有者情報をコピーします。
  • g - ファイルと一緒にグループ情報をコピーします。
  • d - ファイルと一緒に随意アクセス制御リスト (DACL) 情報をコピーします。
  • s - ファイルと一緒にシステム アクセス制御リスト (SACL) 情報をコピーします。
/DYNAMIC BITS_JOB_PROPERTY_DYNAMIC_CONTENT を使用してジョブを構成します。これにより、サーバー側の要件が緩和されます。
remotefilename サーバーに転送された後のファイルの名前。
localfilename ローカルに存在するファイルの名前。

myDownloadJob という名前の転送ジョブを開始するには、次のように入力します。

bitsadmin /transfer myDownloadJob http://prodserver/audio.wma c:\downloads\audio.wma