エクスポーター
WPA Exporter は、自動化された分析シナリオに WPA 機能を提供するコマンドライン ツールです。 WPA Exporter のコマンドをまとめてバッチ処理することで、UI を使用するよりもはるかに大規模にトレース分析を実行できます。
WPA Exporter を使用すると、1 つのトレースの複数のテーブルを .csv (コンマ区切り値) ファイルにエクスポートし、必要に応じて特定の時間範囲にフィルター処理できます。 この時間範囲は、次のいずれかの方法で定義できます。
数値タイムスタンプ値
名前付きマーカー
時間範囲を指定しないと、トレース期間全体のデータがエクスポートされます。
現在は、比較分析ビューからテーブルをエクスポートすることはできません。
構文
WPA Exporter を使用するには、プロファイルと共に既存のトレース ファイルを指定する必要があります。
wpaexporter.exe [-i] traceFile.etl -profile profile.wpaProfile [-delimiter <char>] [-prefix <prefix>] [-outputfolder <folder>] [-range <start> <end>] [-marks <M1> <M2>] [-regionsxml <manifest> ...] [-region <region_name>] [-symbols] [-tti] [-h | /?]
パラメーター
[-i] traceFile.etl
エクスポートするデータを含むトレース ファイル。
–i
フラグは省略できます。
-profile
エクスポートするテーブルを含む WPA プロファイル (.wpaProfile)。
-delimiter
(省略可能) CSV 内の値の区切り記号として使用する文字。 既定の区切り記号はコンマです。
-prefix
(省略可能) 各出力ファイル名の前に付加する文字列。
-outputfolder
(省略可能) テーブルのエクスポート先フォルダー。
-range
(省略可能) エクスポート対象の期間 (<開始> から <終了> まで)。 既定の単位はナノ秒ですが、秒 (s)、ミリ秒 (ms)、またはマイクロ秒 (us) を指定することもできます。
例:1s
、100ms
、500us
-marks
(省略可能) 2 つの名前付きマーカーで指定された、エクスポート対象範囲。
-regionsxml
(省略可能) 目的領域が指定された 1 つ以上のマニフェスト ファイル。 このフラグを –region
フラグなしで指定すると、Regions of Interest (関心領域テーブル) 全体をエクスポートできます。
例:-regionsxml regionsxml1.xml regionsxml2.xml
-region
(省略可能) トレース内の特定の領域の名前。 このフラグは、その領域の期間中のデータのみをエクスポートする場合に使用します。 このフラグを使用する場合は、少なくとも 1 つの関心領域マニフェスト ファイルも指定する必要があります。
-symbols
(省略可能) シンボルの読み込みを有効にするには、このフラグを含めます。
-tti
(省略可能) 時間の反転が存在する場合でも、トレースを処理します。
注釈
出力ファイル名は、テーブルとプリセットの名前に基づいて自動的に生成されます。 ユーザーは、必要に応じてプレフィックス (-prefix
) とディレクトリ (-outputfolder
) を指定できます。