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テスト コンテンツのプリロード

OEMInput.xml ファイル内の <TestContent> 要素を使用すると、デバイスでテストを実行するために使用するスクリプト、実行可能ファイル、その他のアセットなどのテスト コンテンツを含むフォルダーを指定できます。

イメージの構築時にテスト コンテンツ フォルダーを追加すると、デバイスでテスト資料を確実に使用できます。また、テクニシャン PC からテスト デバイスにファイルを手動でコピーする時間を短縮することができます。

イメージ生成プロセス中に TestContent フォルダーを追加せずにイメージを構築してテストできますが、このシナリオでのファイルのコピーおよび実行可能ファイルの実行は、より手動のプロセスといえます。

サポートされているコンテンツの種類

TestContent フォルダーにはファイルの種類の制限はありません。そのため、イメージで使用できない場合でも、TestContent フォルダー内のすべてのファイルがイメージに追加されます。 TestContent フォルダーをイメージに追加する場合は、含めたファイルがイメージでサポートされていることを確認してください。

イメージにテスト コンテンツを追加する方法

イメージにテスト コンテンツを追加するには、次の 2 段階のプロセスを実行します。

  1. テスト コンテンツを収集してフォルダーに配置する
  2. テスト コンテンツ フォルダーのパスを OEMInput.xml ファイルに追加する

テスト コンテンツ フォルダーを含むイメージを構築すると、イメージの Data ボリュームでコンテンツを使用できるようになります。

Note

テストを迅速に行うために、テスト コンテンツを直接、テスト イメージに追加できます。

TestContent の特殊なサブフォルダー

コンテナーを含むバージョンのファクトリ OS を使用している場合は、次のサブフォルダーを作成できます。

  • TestContent\Container - このフォルダー内のコンテンツはファクトリ OS と C:\TestContent\Container にあるコンテナーの両方で使用できます
  • TestContent\Container\FactoryOrchestrator

テスト コンテンツを収集する

イメージに含めるテスト コンテンツを収集し、すべてをテクニシャン PC の 1 つのフォルダーに配置します。 このフォルダーにはサブフォルダーを含めることができますが、テスト コンテンツはすべて、1 つの親フォルダーに配置されている必要があります。

テスト コンテンツ フォルダーのパスを OEMInput に追加する

フォルダーにテスト コンテンツを収集したら、フォルダーのパスを OEMInput.xml ファイル内の <TestContent> 要素に追加します。 指定できるフォルダーは OEMInput.xml ごとに 1 つのみですが、指定した親フォルダー内のすべてのファイルとフォルダーは、構築したイメージに含まれます。

Windows システム キットには、テスト コンテンツ フォルダーを OEMInput.xml ファイルに追加する AddTestContent スクリプトが含まれています。

Windows システム キット環境から以下を実行します。

  • テスト コンテンツ フォルダーと OEMInput ファイルを指定して、テスト コンテンツ フォルダーを OEMInput.xml ファイルに追加します。

    AddTestContent <TestContentFolder>
    AddTestContent e:\test
    

    必要なパラメーターの数を減らすために、AddTestContent ではワークスペースの構成ファイルが活用されます。 次のパラメーターを使用できます。

    AddTestContent <TestContentFolder>
    
    パラメーター 説明
    TestContentFolder テスト コンテンツ フォルダーのフォルダー パス

    Note

    AddTestContent ではワークスペース構成ファイルが活用されるようになり、OEMInput.xml ファイルは受け入れられなくなります。

テスト コンテンツを使用する

イメージを構築すると、テスト コンテンツ フォルダーがイメージ内に表示されます。 SSH または TShell を使用して、%DataDrive%\TestContent でテスト コンテンツを検索できます。