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ドライバー機能マニフェスト

ドライバー機能マニフェストでは、イメージに含めるドライバーの場所を定義します。 他の機能マニフェストと同様に、ドライバー FM で定義されたドライバーをイメージに含めるには、ドライバー機能マニフェストをイメージの OEMInput.xml ファイルにある <AdditionalFMs> 要素に含める必要があります。

最初のイメージでは、CreateWSKDriversFMUpdateWSKDriversFM を使用して、すべてのドライバーを一度にイメージに追加できます。

サンプルのドライバー機能マニフェスト

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<FeatureManifest 
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
  xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" 
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/embedded/2004/10/ImageUpdate" Revision="1" SchemaVersion="1.2">
  <Drivers>
    <BaseDriverPackages>
      <DriverPackageFile Path="%WSKWorkspaceRoot%\DCHUDrivers\" Name="always.inf" />
    </BaseDriverPackages>
    <DriverFeatures>
      <DriverPackageFile Path="%WSKWorkspaceRoot%\DCHUDrivers\" Name="optional.inf">
        <FeatureID>OPTIONAL_DRIVER</FeatureID>
        <!-- This FeatureID must be referenced in the OEMInput file to be included in the image. -->
      </DriverPackageFile>
    </DriverFeatures>
  </Drivers>
</FeatureManifest>

オプションのドライバー

Windows システム キット内のスクリプトは、ドライバー FM 内のすべてのドライバーを構成して、それらがイメージに含まれるようにします。 ドライバー FM を変更して、イメージに含める特定のドライバーを OEMInput.xml に具体的に追加する必要があります。

各ドライバー FM には、すべてのイメージに含めるドライバーを定義した BaseDriverPackages セクションと、その機能 ID を OEMInput.xml に追加して手動でイメージに含める必要があるドライバーを定義した DriverFeatures セクションを含めます。

複数のイメージに対して 1 つの資料セットを使用している場合、オプションのドライバーを含めるようドライバー FM を構成すると、特定のイメージ構成に含めるドライバーを選択できます。 このシナリオのドライバー FM には、以下も指定したうえで、資料セット内のすべてのドライバーを含めることができます。

  • すべてのイメージに含めるドライバーの基本セット
  • 特定の OEMInput.xml ファイルに手動で追加できるオプションのドライバーのセット

オプションとマークされたドライバーは、イメージ デザインに具体的に含めない限り、どのイメージにも含まれません。 これにより、ドライバー機能マニフェストを複数のイメージに再利用できます。

オプションのドライバーを操作する

異なるドライバーのセットを含むイメージのコレクションをデザインする場合は、ドライバーをオプションにするロジックを機能マニフェストに追加し、イメージ構成ファイル (OEMInput) に追加することでそれを含めることができます。

既定では、ここに列挙されているすべてのドライバーがすべてのイメージに含まれます。

ドライバーをオプションとして指定するには:

  1. オプションにするドライバーを選択します。

    <BaseDriverPackages>
      <DriverPackageFile Path="%WSKWorkspaceRoot%\DCHUDrivers\" Name="optional.inf" />
    </BaseDriverPackages>
    
  2. ドライバー FM 内で BaseDriverPackages 要素から DriverFeatures セクションにドライバーを移動します。 ドライバーを DriverFeatures 要素に含めると、自動的に追加されなくなります。

     <DriverFeatures>
      <DriverPackageFile Path="%WSKWorkspaceRoot%\DCHUDrivers\" Name="optional.inf">
      </DriverPackageFile>
    </DriverFeatures>
    
  3. オプションのドライバーに FeatureID を割り当てます。 割り当てた FeatureID を OEMInput.xml に追加すると、ドライバーがイメージに追加されます。

     <DriverFeatures>
      <DriverPackageFile Path="%WSKWorkspaceRoot%\DCHUDrivers\" Name="optional.inf">
        <FeatureID>OPTIONAL_DRIVER</FeatureID>
        <!-- This FeatureID must be referenced in the OEMInput file to be included in the image. -->
      </DriverPackageFile>
    </DriverFeatures>
    
  4. 次のように、OEMInput.xml を更新して、コレクション内の個々のイメージに FeatureID を追加します。

<Features> 
  ...
  <OEM> 
    <Feature>OPTIONAL_DRIVER</Feature> 
  </OEM>
</Features>