Windows 7 での WHEA の変更点
Windows 7 以降、Windows ハードウェア エラー アーキテクチャ (WHEA) に次の変更が加えられています。
新しいエラー レコード形式 (WHEA_ERROR_PACKET_V2) は、Windows 7 以降のバージョンの Windows でハードウェア エラーを報告するために使用されます。 以前のエラー レコード形式 (WHEA_ERROR_PACKET) の名前が WHEA_ERROR_PACKET_V1 に変更され、Windows Server 2008 および Windows Vista SP1 でのハードウェア エラーの報告にのみ使用されます。
Windows 7 Windows Driver Kit (WDK) 以降、WHEA_ERROR_PACKET は、ビルド ターゲットに応じて、WHEA_ERROR_PACKET_V1 または WHEA_ERROR_PACKET_V2 構造のいずれかを参照するマクロになっています。
この変更について詳しくは、「WHEA_ERROR_PACKET」をご覧ください。
Windows 7 Windows Driver Kit (WDK) では、さまざまな Windows ハードウェア エラー アーキテクチャ (WHEA) データ型の名前が変更されています。 これらの変更について詳しくは、「WHEA データ型の名前変更」をご覧ください。
WHEA では、エラー修正コード (ECC) メモリの障害予測分析 (PFA) がサポートされています。 PFA を通じて、WHEA は以前エラーが発生した 1 つ以上の ECC メモリ ページを監視できます。 エラーが多すぎると、WHEA はメモリ ページをオフライン状態にしようとします。
プラットフォーム固有のハードウェア エラー ドライバー (PSHED) プラグインは、ECC メモリで PFA 自体を実行することにより、WHEA の PFA サポートを拡張できます。 このようにして、プラグインは、メモリ ページをオフライン状態にするタイミングを決定する必要があります。
追加の WHEA エラー固有のハードウェア エラーが定義されています。 これらのエラーについて詳しくは、「WHEA ハードウェア エラー イベント (Windows Server 2008、Windows Vista SP1 以降)」をご覧ください。