エラー情報の取得
ハードウェア エラー条件の処理時、エラー処理プロセスの 3 つの異なるポイントで PSHED が呼び出されます。
低レベルのハードウェア エラー ハンドラー (LLHEH) は PSHED を呼び出すことにより、LLHEH がエラーをオペレーティング システムに報告する前に、エラー条件に関する補足情報をハードウェア エラー パケットに追加できるようにします。
Windows カーネルは PSHED を呼び出すことにより、エラー条件を記述するエラー レコードに補足エラー レコード セクションを追加できるようにします。
修正されたエラーの場合、Windows カーネルは PSHED を呼び出すことにより、エラーの処理が完了した後にエラー ソースのエラー ステータス レジスタをクリアできるようにします。
PSHED は、PSHED が検出する標準エラー ソースによって報告されるエラー条件のエラー情報取得操作をサポートします。 エラー ソース検出に参加している PSHED プラグインが実装され、PSHED がサポートしていないオペレーティング システムに追加のエラー ソースを報告する場合、PSHED プラグインは、エラー情報取得にも参加し、これらのエラー ソースのエラー情報取得操作をサポートする必要があります。 PSHED プラグインは、必要に応じてエラー情報の取得に参加し、標準エラー ソースによって報告されるエラー条件に関する追加のエラー情報を提供することもできます。
注 エラー情報の取得に関与する PSHED プラグインは、次のいずれかに該当する場合は、エラー ソース検出にも参加する必要があります。
PSHED プラグインは、特定のエラー ソースによって報告されるハードウェア エラー パケットに追加のエラー情報を提供します。 このような状況では、PSHED プラグインは、追加のエラー情報を考慮するために、エラー ソースの検出中にそのエラー ソースのWHEA_ERROR_SOURCE_DESCRIPTOR 構造の MaxRawDataLength メンバーに含まれる値を変更する必要があります。
PSHED プラグインは、特定のエラー ソースによって報告されるハードウェア エラーのエラー レコードに追加のエラー レコード セクションを提供します。 このような状況では、PSHED プラグインは、追加のエラー レコード セクションを考慮するエラー ソース検出時にそのエラー ソースのWHEA_ERROR_SOURCE_DESCRIPTOR 構造の MaxSectionsPerRecord メンバーに含まれている値を変更する必要があります。
エラー情報取得に参加する PSHED プラグインを実装する方法について詳しくは、「エラー情報取得への参加」をご覧ください。