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以前のバージョンの Microsoft Windows との違い

次の一覧は、Windows Vista より前のバージョンの Microsoft Windows における Windows ハードウェア エラー アーキテクチャ (WHEA) とハードウェア エラー処理の違いをまとめたものです。

以前のバージョンの Windows でのエラー処理

  • 関連のない多数のエラー報告メカニズムが含まれている

  • プロセッサ アーキテクチャごとに異なるエラー シグナリングと報告メカニズムがある

  • オペレーティング システムが特定のハードウェア プラットフォームでサポートされているエラー ソースを特定する手段がない

  • 使用可能なすべてのエラー情報をキャプチャしない

  • 既存または将来のハードウェア エラー標準を効果的に使用しない

  • プラットフォーム固有の機能を効果的に利用しない

  • エラー データを報告するための一般的なエラー レコード形式を提供しない

  • 致命的なハードウェア エラーに対してエラー レコード永続化メカニズムを提供せず、システムの再起動時に重大なエラー データが失われる

  • I/O ハードウェア エラーを処理するためのサポートが不十分である

  • エラーの回復をほとんどサポートしない

  • エラー管理アプリケーションをほとんどサポートしない

  • ハードウェア エラーの根本原因を特定するのが難しい

  • プラットフォームおよびファームウェア ベンダーのハードウェア エラー処理の実装の柔軟性をほとんど提供しない

Windows Hardware Error Architecture

  • すべてのプロセッサ アーキテクチャとハードウェア プラットフォーム上のすべてのハードウェア エラーに関する一般的なエラー報告インフラストラクチャが含まれている

  • 特定のハードウェア プラットフォームでサポートされているエラー ソースを特定するためのエラー ソース検出メカニズムが含まれている*

  • オペレーティング システムが使用可能なすべてのエラー情報をキャプチャできる

  • 既存のハードウェア エラー標準を最大限に活用し、新しいプラットフォーム固有のハードウェア エラー ドライバー (PSHED) を使うことにより将来のハードウェア エラー標準がサポート可能になっている

  • PSHED プラグインを使用してプラットフォーム固有の機能を利用できる

  • すべての種類のハードウェア エラーに共通のエラー レコード形式を使用する

  • システムの再起動中に完全なエラー レコードを保持する致命的なハードウェア エラーのエラー レコード永続化メカニズムが含まれている*

  • I/O ハードウェア エラーを処理するためのサポートが強化されている

  • 致命的でないハードウェア エラーからの復旧のためのインフラストラクチャが含まれている*

  • ETW ベースのエラー イベント レポートとユーザー モード エラー管理 API を使用したエラー管理アプリケーションのサポートを提供している*

  • ハードウェア エラーの根本原因を特定するのが容易

  • プラットフォームおよびファームウェア ベンダーのハードウェア エラー実装に対する新しい代替手段を提供している*

アスタリスク (*) で識別される項目は、Windows Server 2008、Windows Vista SP1 以降のバージョンの Windows でサポートされています。