WdfObjectReference マクロ
[KMDF と UMDF に適用]
WdfObjectReference マクロは、指定されたフレームワーク オブジェクトの参照カウントをインクリメントします。
構文
VOID WdfObjectReference(
[in] WDFOBJECT Handle
);
パラメーター
ハンドル [入力]
フレームワークオブジェクトへのハンドル。
戻り値
ありません。
ドライバーが無効なオブジェクト ハンドルを提供すると、バグ チェックが発生します。
解説
ドライバーが WdfObjectReference を呼び出して参照カウントをインクリメントする場合、ドライバーは WdfObjectDereference を呼び出してカウントを減らす必要があります。
ドライバーは WdfObjectReference を呼び出す代わりに、WdfObjectReferenceWithTag または WdfObjectReferenceActual を呼び出すことができます。
オブジェクト参照カウントの詳細については、「フレームワーク オブジェクトのライフ サイクル」をご参照ください。
例
次のコード例では、オブジェクトの参照カウントをインクリメントします。
WdfObjectReference(Object);
要件
対象プラットフォーム |
ユニバーサル |
KMDF の最小バージョン |
1.0 |
UMDF の最小バージョン |
2.0 |
ヘッダー |
Wdfobject.h (Wdf.h を含む) |
ライブラリ |
Wdf01000.sys (KMDF); WUDFx02000.dll (UMDF) |
IRQL |
<= DISPATCH_LEVEL |
DDI 準拠の規則 |
DriverCreate, MemAfterReqCompletedIntIoctlA, MemAfterReqCompletedIoctlA, MemAfterReqCompletedReadA, MemAfterReqCompletedWriteA |