ファームウェア更新用の USB デバイスの構成
ファームウェアはデバイスの内部にあり、オペレーティング システムからは独立しています。 ただし、ファームウェアをダウンロードすることでオペレーティング システム エラーが発生することがあります。
Windows XP では、デバイスをシステムに接続すると、接続音が複数回発生し、エンド ユーザー エクスペリエンスが低下することがあります。
ファームウェアはデバイスが起動するたびにダウンロードされるため、接続の直後や、オペレーティング システムが S3 または S4 の電源状態から再開された直後には、機能しない可能性があります。
S3 または S4 からの再開の場合、ほとんどのマシンが S4 モードでセルフパワー型デバイスへの給電を遮断するため、デバイスで取り外しのダイアログ ボックスが突然表示されることがあります。
システム エラーを回避するには:
デバイスに、ベンダー ID とデバイス ID のセットが 2 組存在することを確認します。
ファームウェア更新が可能なデバイスは、システムによって 2 回列挙されます。 デバイスがシステムによって検出されると、ベンダー ID とデバイス ID を使用して予備ドライバーが読み込まれます。 このドライバーにより、ファームウェアのダウンロードが容易になります。
ファームウェアが読み込まれた後、予備ドライバーはバスをリセットし、システムがデバイスをもう一度列挙します。 新しいファームウェアにより、ベンダー ID とデバイス ID の異なるセットが提供されます。 2 回目の列挙中に、システムは新しい ID セットを使用し、メイン デバイス ドライバーを読み込みます。
ベンダー ID とデバイス ID が製品に固有であることを確認します。
デバイスにサードパーティ製のプログラム可能な USB チップが含まれている場合、チップは標準の ID セットを使用して自身を識別する可能性があります。 同じシステム上の別のデバイスで同じチップが使用されていると、2 つのデバイス間で同じ ID セットが競合し、オペレーティング システムの誤動作が生じる可能性があります。