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キー交換とデータ フローの同期

キー交換プロセスは、前のキーのすべてのデータが処理される前に開始される場合があります。 たとえば、一部の映画でトレーラーのタイトル セットからメイン プログラム タイトル セットに移行する場合があります。 各データ パケットについて、KSSTREAM_HEADER 構造体の TypeSpecificFlags メンバーにフラグがあります。 このフラグは、ksmedia.h で定義されているKS_AM_UseNewCSSKeyです。 これは、そのヘッダーの直後のデータ サンプルが、新しいタイトル キーが適用される最初のデータ サンプルであることを示します。

復号化ツールが古いキーの使用中に新しいキー交換を処理できる場合、DVD デコーダー ミニドライバーは、プロパティを受け取る際にキー交換を処理する必要があります。 前のキーを必要とするすべてのムービー データが処理されるまで復号化ツールが待機する必要がある場合、復号化ツールは Set プロパティの SRB を保持します。 復号化ツールは、接続されているすべてのストリームで KS_AM_UseNewCSSKey フラグを受け取るまで、KS_DVDCOPY_SET_COPY_STATE 構造体をパラメーター KS_DVDCOPYSTATE_INITIALIZE または KS_DVDCOPYSTATE_INITIALIZE_TITLE と共に使用します。 その後、DVD デコーダー ミニドライバーは、その時点まで受信したすべてのパケットを処理します。 これにより、データ上で誤ったキーを使用することを防ぐことができます。