ストリームのカテゴリ
KsProxy フィルターでは、複数の種類のストリーム カテゴリがサポートされています。 次のサブセクションの表では、さまざまな種類のストリーム カテゴリと、カテゴリの種類ごとに関連付けられているデータ形式、およびビデオ キャプチャ ミニドライバーがカテゴリごとに指定する拡張ヘッダー サイズの値について説明します。
ストリーム クラスのビデオ キャプチャ ミニドライバーは、SRB_GET_STREAM_INFO 要求に応答してストリーム カテゴリとコンテンツ情報を提供します。 ミニドライバーは、サポートされている各ストリーム カテゴリに関する情報を HW_STREAM_INFORMATION 構造体で返します。
HW_STREAM_INFORMATION 構造体内には StreamFormatsArray メンバーがあり、指定したストリーム カテゴリに対してミニドライバーが提供する一意のデータ形式ごとにエントリがあります。 各 StreamFormatsArray エントリには、カラー形式、ビット深度、トリミング、スケーリング情報などの画像特性を含むストリーム形式情報が含まれます。 StreamFormatsArray メンバーにも含まれるのは、指定されたストリーム カテゴリで使用できる形式の範囲です。
各ビデオ ストリームのカテゴリには、対応する KSDATAFORMAT 構造体と KSDATARANGE 構造体があり、HW_STREAM_INFORMATION構造体にストリームを記述するときに使用されます。 ストリーム カテゴリに対応する構造体は、次のサブセクションの表に一覧表示されます。
通常、指定されたビデオ キャプチャ ストリーム型のストリーム カテゴリ GUID とピン名 GUID は同じです。 これらの GUID は、HW_STREAM_INFORMATION 構造体の Category メンバーと Name メンバーでそれぞれ指定されます。 これらの GUID が一致しない唯一のケースは、特定のストリーム カテゴリがフィルターに複数のインスタンスをもつ場合です。 この場合、カテゴリ GUID は一致する必要がありますが、各ピンには一意のピン名 GUID を割り当てる必要があります。
次のサブセクションには、各ビデオ キャプチャ ストリーム カテゴリに関する情報が含まれています。 ストリーム カテゴリ GUID とピン名 GUID、およびカテゴリをサポートするために使用する必要がある構造体について説明します。 必要なプロパティ セットのサポートも、カテゴリごとに一覧表示されます。 便宜上、対応するユーザー モードの DirectShow の種類の情報も一覧表示されます。