KSPROPERTY_PIN_GLOBALCINSTANCES
クライアントは、KSPROPERTY_PIN_GLOBALCINSTANCES を使用して、ピン ファクトリによってインスタンス化されたピンの現在の数と、このピン ファクトリがインスタンス化できるピンの最大数を判断します。 このプロパティは省略可能です。
使用方法概要表
取得 | 設定 | 対象 | プロパティ記述子の種類 | プロパティ値の種類 |
---|---|---|---|---|
はい | いいえ | ピン | KSP_PIN | KSPIN_CINSTANCES |
備考
KSP_PIN を使用して、このプロパティを指定します。ここで、PinId メンバーはピン ファクトリを指定します。
KSPIN_CINSTANCES は、次の形式のデータ構造です。
typedef struct {
ULONG PossibleCount;
ULONG CurrentCount;
} KSPIN_CINSTANCES;
KSPIN_CINSTANCES 構造体の各メンバーの説明を次に示します。
PossibleCount
ピン ファクトリがドライバーでインスタンス化できるピンの最大数を指定します。最大値がない場合は、KSINTANCE_INDETERMINATE 型が返されます。
CurrentCount
ピン ファクトリがドライバーでインスタンス化したピンの現在の数を示します。
クラス ドライバーは、このプロパティを処理しません。ストリーム ミニドライバーは、単独で処理を提供する必要があります。
KSPROPERTY_PIN_GLOBALCINSTANCES は、フィルターのすべてのインスタンスに対するインスタンスの絶対現在数および最大数を指定します。 フィルターごとの値を判断するには、KSPROPERTY_PIN_CINSTANCES を使用します。
要件
ヘッダー: ks.h (Ks.hを含む)