KSPROPERTY_PIN_COMMUNICATION
KSPROPERTY_PIN_COMMUNICATION プロパティは、ピン ファクトリによってインスタンス化されたピンの IRP フローの方向を指定します。
使用方法概要表
取得 | 設定 | 対象 | プロパティ記述子の種類 | プロパティ値の種類 |
---|---|---|---|---|
はい | いいえ | ピン | KSP_PIN | KSPIN_COMMUNICATION |
備考
KS フィルターは、次のいずれかの値を返します。この値は、このピン ファクトリによってインスタンス化されたピンの通信方向を指定します。
値 | 説明 |
---|---|
KSPIN_COMMUNICATION_NONE | ピン ファクトリは、IRP シンク ピンをインスタンス化します。 このようなピンは、IRP ソース ピンにのみ接続できます。 |
KSPIN_COMMUNICATION_SOURCE | ピン ファクトリは、IRP ソース ピンをインスタンス化します。 このようなピンは、IRP シンク ピンにのみ接続できます。 |
KSPIN_COMMUNICATION_BOTH | ピン ファクトリは、IRP シンクであると同時に IRP ソースでもあるピンをインスタンス化します。 |
KSPIN_COMMUNICATION_BRIDGE | このピンは他のピンに接続できませんが、インスタンスをその上に作成して KS 以外の I/O 要求を受信できます。 |
ソース ピンは、IRP をシンク ピンに送信します。 ソース ピンはデータの読み取りまたは書き込みを行い、シンク ピンはそこにデータを読み取ったり、そこから書き込んだりすることができます。 詳細については、「KSPROPERTY_PIN_DATAFLOW」を参照してください。
ストリーム ミニドライバーは、このプロパティを直接処理する必要はありません。このプロパティを処理するのはストリーム クラス ドライバーであり、その際にはストリーム要求ブロックを使用して、必要に応じて詳細情報を照会します。
要件
ヘッダー: ks.h (Ks.hを含む)