BDA ミニドライバー用フィルターのピン間接続
BDA フィルターのピンが相互に接続できるようにするには、「AVStream のデータ範囲の交差」で説明されているように、これらのフィルターの BDA ミニドライバーがピンのデータ範囲の一覧を提供する必要があります。 つまり、フィルターのピンは、サポートするデータ範囲を指定して、それらのデータ範囲もサポートする他のフィルターのピンへのストリーム接続を有効にします。
たとえば、BDA チューナーとキャプチャ フィルターのピンを接続するには、チューナ フィルターの出力ピンとキャプチャ フィルターの入力ピンは、ピンの KSDATARANGE構造体で次のデータ形式が設定されている必要があります。
MajorFormat が STATIC_KSDATAFORMAT_TYPE_STREAM に設定されています。
SubFormat が STATIC_KSDATAFORMAT_TYPE_MPEG2_TRANSPORT に設定されています。
指定子が STATIC_KSDATAFORMAT_SPECIFIER_BDA_TRANSPORT に設定されています。
BDA キャプチャとデマルチプレクス フィルターのピンを接続するには、キャプチャの出力ピンとデマルチプレクスの入力ピンは、ピンの KSDATARANGE構造体で次のデータ形式が設定されている必要があります。
MajorFormat が STATIC_KSDATAFORMAT_TYPE_STREAM に設定されています。
SubFormat が STATIC_KSDATAFORMAT_SUBTYPE_BDA_MPEG2_TRANSPORT に設定されています。
指定子が STATIC_KSDATAFORMAT_SPECIFIER_NONE に設定されています。
注: フィルターの AVStream ミニドライバーが BDA に準拠している場合にのみ、デマルチプレクス フィルターの入力ピンを STATIC_KSDATAFORMAT_SUBTYPE_BDA_MPEG2_TRANSPORT サブフォーマットに設定できます。 入力ピンのメディアタイプが STATIC_KSDATAFORMAT_SUBTYPE_BDA_MPEG2_TRANSPORT に設定されており、フィルターが BDA ルールに準拠していない場合、ブロードキャスト信号が正しくレンダリングされない可能性があります。