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ポート構成情報の格納

Windows 2000 以降の印刷スプーラーは、クラスター化/非クラスター化サーバー環境のどちらでも動作が可能です。 スプーラーがサーバー クラスターで動作している場合、印刷モニターの構成情報をクラスター レジストリに格納する必要があります。 一方、スプーラーが単一の非クラスター化サーバー システムで動作している場合、印刷モニターの構成情報をサーバーのローカル レジストリに格納する必要があります。

印刷スプーラーは、印刷モニターで使用する一連のレジストリ関数を定義します。 これらの関数は、構成データを適切なレジストリに転送するため、印刷モニターはサーバーがクラスター化されているかどうかを判断する必要はありません。 印刷モニターでは、Win32 レジストリ API またはクラスター レジストリ API を直接使用しないでください。すべての構成データの格納およびアクセスは、スプーラーのレジストリ関数を使用する必要があります。 これらの関数のアドレスは、スプーラーがモニターの InitializePrintMonitor2 関数を呼び出すときに、MONITORREG 構造体の印刷モニターに提供されます。

サーバー クラスターでは、スプーラーの複数のインスタンスを共存させることができます。 具体的には、各クラスター ノードは独自のインスタンスを所有し、クラスター自体に追加のインスタンスが存在します。 スプーラー レジストリ関数の入力パラメータの 1 つにスプーラハンドルがあります。 このハンドルは、モニターの InitializePrintMonitor2 関数によって受信され、モニターを開いたスプーラー インスタンス (ノードまたはクラスター) を識別します。 スプーラー レジストリ関数はスプーラー ハンドルを使用して、各スプーラー インスタンスのサブキーを保持します。