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PCL XL ミニドライバーで新しいデバイス フォントを指定する

重要

Windows でプリンターとの通信手段として推奨されるのは、最新の印刷プラットフォームです。 プリンターデバイス開発におけるWindows 10および11での印刷体験をカスタマイズするために、MicrosoftのIPPインボックスクラスドライバーとPrint Support Apps (PSA)の使用を推奨します。

詳細については、最新の印刷プラットフォームに関する記事および「印刷サポート アプリの設計ガイド」を参照してください 。

PCL XL ミニドライバーで新しいデバイス フォントをサポートする場合、それらのデバイス フォントの Unidrv フォント メトリック (UFM) ファイルを作成する必要があります。

UFM ファイルには次の形式があります:

UFM ファイルのヘッダーとして機能する UNIFM_HDR 構造体

UNIDRVINFO 構造体

IFIMETRICS 構造体

EXTTEXTMETRIC 構造体

文字幅テーブル

正しい書式設定のフォント選択コマンドを、UFM ファイル内の適切な場所に配置する必要があります。 フォント選択コマンドは、フォント選択用に 16 バイト、スペース文字に 1 バイト、一記号セット番号の数字を保持するために必要な数のバイトで構成されます。

フォント選択コマンドを UFM ファイルに表示する方法の例を次に示します。 (2 行目の数字は、フォント選択コマンドの各文字の位置を示しています。

CG Omega    BdIt 629
12345678901234567890

最初の 16 バイトは、フォント名とスタイルである CG Omega BdIt (太字/斜体) で占有されます。 その後に、フォント名と記号セット番号を区切るスペース文字が 1 つあります。 最後の 3 バイトは、記号セット番号 629 です。 Unidrv は、UFM ファイル内のフォント選択コマンドを解析し、フォント選択コマンドと記号セット番号を別々に送信します。

前の例で説明したフォント名と記号セット番号は、SetFont 演算子に必要な 3 つの属性のうちの 2 つであり、ドライバーからの出力データに表示されます。 次の例では、この演算子の FontName 属性と SymbolSet 属性が、前の例と同じ値に設定されています。 3 番目の属性 CharSize の値は 100 に設定されます。

ubyte_array (CG Omega    BdIt) FontName
real32 100 CharSize
uint16 629 SymbolSet
SetFont

フォント選択コマンド SetFont の詳細については、PCL XL Feature Reference Protocol Class 2.0 のドキュメントを参照してください。 (このリソースは、一部の言語や国では利用できない場合があります。)