GPD ファイル エントリ形式
重要
Windows でプリンターとの通信手段として推奨されるのは、最新の印刷プラットフォームです。 プリンターデバイス開発におけるWindows 10および11での印刷体験をカスタマイズするために、MicrosoftのIPPインボックスクラスドライバーとPrint Support Apps (PSA)の使用を推奨します。
詳細については、最新の印刷プラットフォームに関する記事および「印刷サポート アプリの設計ガイド」を参照してください 。
すべての GPD ファイル エントリは、次の形式に準拠しています。
*EntryName: EntryValue {GPD_FileEntry, GPD_FileEntry, ...}
EntryName は、Unidrv の GPD パーサーが認識する定義済みのキーワードであり、その前にアスタリスクが付いています。
EntryValue は、いずれかの GPD 値型である必要があります。
各 GPD_FileEntry は、上記の形式に準拠した別の GPD ファイル エントリです。 これらのサブエントリはそれぞれ、そのサブエントリを含むエントリの指定された EntryName に対して有効である必要があります。
一部の EntryName キーワードは、中かっこまたは囲まれたサブクエリを受け入れません。
各 GPD エントリは、行末または右中かっこ (}) で終了します。
サブエントリを受け入れない単純な GPD ファイル エントリの例は、次の属性エントリです。
*MaxCopies: 99
このエントリは、プリンターが処理できるコピーの最大数が 99 であることを指定します。
以下は、2 つのページの向き (縦または横) のいずれかでページを印刷できるプリンタを説明する、より複雑な例です。 この例では、ドライバーが各向きを選択するために送信する必要があるコマンドも指定します。
*Feature: Orientation
{
*Name: "Orientation"
*DefaultOption: Portrait
*Option: Portrait
{
*Name: "Portrait"
*Command: CmdSelect
{
*Order: DOC_SETUP.7
*Cmd: "<1B>&l0O"
}
}
*Option: LANDSCAPE_CC90
{
*Name: "Landscape"
*Command: CmdSelect
{
*Order: DOC_SETUP.7
*Cmd: "<1B>&l1O"
}
}
}