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AddEuro 機能

重要

Windows でプリンターとの通信手段として推奨されるのは、最新の印刷プラットフォームです。 プリンターデバイス開発におけるWindows 10および11での印刷体験をカスタマイズするために、MicrosoftのIPPインボックスクラスドライバーとPrint Support Apps (PSA)の使用を推奨します。

詳細については、最新の印刷プラットフォームに関する記事および「印刷サポート アプリの設計ガイド」を参照してください 。

次の図に示すように、ユーロ記号は、欧州連合の国 / 地域で使用される基本通貨単位の通貨記号です。

ユーロ記号の図。

AddEuro 機能は、プリンターのデバイス フォントにこの記号を追加します。 AddEuro を有効にすると、文書がプリンターに送信されるときに、ディスプレイ デバイスに表示されるユーロ記号も用紙に印刷されます。 この機能が使用できないか無効になっている場合、非対応のデバイス フォントを選択したユーザーは、画面上にユーロ記号を表示できますが、紙に大きな円形のドットが表示されます。 この機能を有効にすると、ユーザーはプリンターのデバイス フォントで使用できるかどうかに関係なく、ユーロ記号を印刷できます。

AddEuro は、プライベート PPD キーワード*、ADHasEuro を使用して、プリンターの製造元が最適な既定値を設定できるようにします。

キーワードと値 意味
ADHasEuro : True プリンターには、ダウンロードする必要のないユーロ記号がすでに組み込まれています。 この値では、AddEuro は既定で無効になっています。
ADHasEuro : False プリンターにはユーロ記号が組み込まれていません。アプリケーションによって呼び出された場合は、この記号をダウンロードする必要があります。 この値を使用すると、PostScript のバージョンに関係なく、AddEuro が既定で有効になります。

*ADHasEuro キーワードが表示されない場合、3011 より前の PostScript バージョンのプリンターでは AddEuro 機能が既定で有効になり、バージョン 3011 以降では既定で無効になります。