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WPD ドライバー開発ツール

Windows ポータブル デバイス (WPD) には、WPD デバイス ドライバーの開発に使用できる Windows Driver Kit に 3 つのツールが用意されています。 これらのツールについては、次の表で説明します。

ツール 説明
WpdDeviceInspector.exe このツールは、WPD ドライバーのクエリを実行し、デバイスとその機能を説明する包括的な HTML レポートを生成するように設計されています。 たとえば、このツールを使用して、サポートされているデバイス コマンドとオブジェクトの一覧を取得できます。 また、各オブジェクトでサポートされているすべてのプロパティの一覧も生成されます。 詳細については、「WpdDeviceInspector ツールの使用」を参照してください。
WpdInfo.exe このツールは、デバイスの開閉、デバイス上のオブジェクトの作成または削除、デバイス コマンドの発行などの一般的な WPD 操作を実行します。 このツールでは、サポートされているプロパティ、コマンド、コンテンツ タイプ、イベント、および形式をデバイス レベル、サービス レベル、またはその両方で表示することもできます。 さらに、特定のデバイス上の各オブジェクトのプロパティを表示できます。 詳細については、「WpdInfo ツールの使用 」を参照してください。
NetMon.exe このツールは、WPD アプリケーションと WPD ドライバーの間のトラフィックをログに記録します。 詳細については、「NetMon ツールの使用 」を参照してください。

Windows Driver Kit に付属のツールに加えて、Windows SDK をインストールし、このキットにある 2 つの WPD サンプル アプリケーションを使用して WPD ドライバーを探索およびテストすることもできます。 これらのサンプル アプリケーションについては、次の表で説明します。

アプリケーション 説明
WpdApiSample.exe このアプリケーションを使用すると、デバイスの列挙、デバイス上のコンテンツの一覧表示、デバイスとの間でのコンテンツの転送など、WPD デバイスで一般的な WPD 操作を実行できます。
WpdServicesApiSample.exe このアプリケーションを使用して、連絡先デバイス サービスを実装する WPD デバイスで WPD 操作を実行できます。 (このアプリケーションは WpdServiceSampleDriver でのみ動作します)。