次の方法で共有


Winsock カーネル ディスパッチ テーブル

Winsock カーネル (WSK) ソケットのソケット オブジェクトには、ソケットでサポートされているソケット関数への関数ポインターを含むプロバイダー ディスパッチ テーブル構造体へのポインターが含まれています。 WSK アプリケーションは、プロバイダー ディスパッチ テーブル構造体の関数を呼び出して、ソケットに対するネットワーク I/O 操作を実行します。 各 WSK ソケット カテゴリは異なるソケット関数のセットをサポートしているため、WSK ネットワーク プログラミング インターフェイス (NPI) は、WSK ソケットのカテゴリごとに異なるプロバイダー ディスパッチ テーブル構造体を定義します。

ソケット カテゴリ ディスパッチ テーブル構造体

基本ソケット

WSK_PROVIDER_BASIC_DISPATCH

リッスン ソケット

WSK_PROVIDER_LISTEN_DISPATCH

データグラム ソケット

WSK_PROVIDER_DATAGRAM_DISPATCH

接続指向ソケット

WSK_PROVIDER_CONNECTION_DISPATCH

WSK アプリケーションが、作成するソケットに対してイベント コールバック関数を使用する場合は、新しいソケットを作成するたびに、ソケットのイベント コールバック関数への関数ポインターを含むクライアント ディスパッチ テーブル構造体を提供する必要があります。 各 WSK ソケット カテゴリは異なるイベント コールバック関数のセットをサポートしているため、WSK NPI は WSK ソケットのカテゴリごとに異なるクライアント ディスパッチ テーブル構造体を定義します。

ソケット カテゴリ ディスパッチ テーブル構造体

リッスン ソケット

WSK_CLIENT_LISTEN_DISPATCH

データグラム ソケット

WSK_CLIENT_DATAGRAM_DISPATCH

接続指向ソケット

WSK_CLIENT_CONNECTION_DISPATCH

基本ソケットは、イベント コールバック関数をサポートしていません。 そのため、基本ソケットにはクライアント ディスパッチ テーブル構造体が定義されません。