Windows フィルタリング プラットフォーム アーキテクチャの概要
このセクションでは、Windows フィルタリング プラットフォーム アーキテクチャの概要を説明します。 Windows フィルタリング プラットフォーム アーキテクチャの詳細については、Microsoft Windows SDK の Windows フィルタリング プラットフォームに関するドキュメントを参照してください。
次の図は、Windows フィルタリング プラットフォームの基本的なアーキテクチャを示しています。
フィルター エンジンは、Windows フィルタリング プラットフォームの中核です。 フィルター エンジンは、TCP/IP ベースのネットワーク データに対してすべてのフィルター処理操作を実行します。 TCP/IP スタックの重要なポイントには、ネットワーク データが処理のためにフィルター エンジンに渡されるフィルタリング レイヤーがあります。 フィルタリング レイヤーのフィルターのフィルター条件をすべて満たすと、フィルター エンジンはフィルターのアクションを適用します。
コールアウト ドライバーは、1 つ以上のコールアウトをフィルター エンジンに登録することで、追加のフィルター処理機能を提供します。 フィルター エンジンのフィルターでは、フィルターのアクションのコールアウトを指定できます。 この場合、フィルター エンジンは追加処理のために、指定されたコールアウトにネットワーク データを渡します。
Windows フィルタリング プラットフォームには、組み込みのコールアウトがいくつか含まれています。 これらの各コールアウトの説明については、「組み込みのコールアウト識別子」を参照してください。