SO_RCVBUF
SO_RCVBUF ソケット オプションは、基になるトランスポートによって使用されるソケットの受信バッファーのサイズを決定します。 このソケット オプションは、リッスンしているソケット、データグラム ソケット、および接続指向のソケットにのみ適用されます。
このソケット オプションの値を設定するために、WSK アプリケーションは次のパラメーターを使用して WskControlSocket 関数を呼び出します。
パラメーター | 値 |
---|---|
RequestType |
WskSetOption |
ControlCode |
SO_RCVBUF |
Level |
SOL_SOCKET |
InputSize |
sizeof(ULONG) |
InputBuffer |
ソケットの受信バッファーの新しいサイズを含む ULONG 型の変数へのポインター |
OutputSize |
0 |
OutputBuffer |
NULL |
OutputSizeReturned |
NULL |
SO_RCVBUF ソケット オプションの値を取得するために、WSK アプリケーションは次のパラメーターで 使用して WskControlSocket 関数を呼び出します。
パラメーター | 値 |
---|---|
RequestType |
WskGetOption |
ControlCode |
SO_RCVBUF |
Level |
SOL_SOCKET |
InputSize |
0 |
InputBuffer |
NULL |
OutputSize |
sizeof(ULONG) |
OutputBuffer |
ソケットの受信バッファーの現在のサイズを受け取る ULONG 型の変数へのポインター |
OutputSizeReturned |
NULL |
WSK アプリケーションは、wskControlSocket 関数を呼び出すときに IRP へのポインターを指定して、SO_RCVBUF ソケット オプションの値を設定または取得する必要があります。
ソケットの受信バッファーの既定のサイズはトランスポート固有です。 一部のトランスポートでは、このソケット オプションがサポートされない場合があります。
このソケット オプションがリッスン ソケットに設定されている場合、そのリッスン ソケットで受け入れられるすべての受信接続の受信バッファーは、リッスン ソケットに指定されているのと同じサイズに設定されます。 WSK アプリケーションは、受け入れられたソケットで WskControlSocket 関数を呼び出して、リッスン しているソケットから継承された受け取りバッファーのサイズをオーバーライドできます。
要件
バージョン |
Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。 |
ヘッダー |
Ws2def.h (Wsk.h を含む) |