SIO_WSK_QUERY_IDEAL_SEND_BACKLOG
SIO_WSK_QUERY_IDEAL_SEND_BACKLOG ソケット I/O 制御操作により、WSK アプリケーションは接続指向ソケットの理想的な送信バックログ サイズを照会できます。 このソケット I/O 制御操作は、接続指向ソケットにのみ適用されます。
接続指向ソケットの理想的な送信バックログ サイズは、ソケットのデータ ストリームを常にいっぱいに保つために、未処理 (つまり、WSK サブシステムに渡されるがまだ完了していない) に保持する必要がある送信データの最適な量です。 WSK アプリケーションでは、このサイズを使用して、基になる接続のフロー制御状態に基づいて送信されるデータのバッファーを段階的にプローブおよびロックできます。
WSK アプリケーションがこのソケット I/O 制御操作を使用して理想的な送信バックログ サイズを照会する場合は、接続指向のソケットがリモート トランスポート アドレスに接続された後に実行する必要があります。
接続指向ソケットの理想的な送信バックログ サイズを照会するために、WSK アプリケーションは次のパラメーターを 使用して WskControlSocket 関数を呼び出します。
パラメーター | 値 |
---|---|
RequestType |
WskIoctl |
ControlCode |
SIO_WSK_QUERY_IDEAL_SEND_BACKLOG |
Level |
0 |
InputSize |
0 |
InputBuffer |
NULL |
OutputSize |
sizeof(SIZE_T) |
OutputBuffer |
現在の理想的な送信バックログ サイズを受け取る SIZE_T 型変数へのポインター |
OutputSizeReturned |
NULL |
WSK アプリケーションは、WskControlSocket 関数を呼び出すときに IRP へのポインターを指定して、接続指向ソケットの理想的な送信バックログ サイズを照会する必要があります。
接続指向ソケットは、WskSendBacklogEvent イベント コールバック関数を有効にすることで、理想的な送信バックログ サイズへの変更を通知できます。
要件
バージョン |
Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。 |
ヘッダー |
Wsk.h (Wsk.h のインクルード) |