カスタム UI の表示のクエリ
オペレーティング システムは、ネイティブ 802.11 IHV 拡張機能 DLL に対してクエリを実行して、DLL に表示するカスタム UI があるかどうかを判断できます。 オペレーティング システムは、ワイヤレス LAN (WLAN) アダプターが WLAN ネットワーク接続プロセス内で以下のいずれかのフェーズに移行するたびに DLL に対してクエリを実行します。
事前関連付け
IHV 拡張機能 DLL が事前関連付け操作を開始する前の接続フェーズ。 関連付け前の操作の詳細については、「関連付け前の操作」を参照してください。
関連付け後
IHV 拡張機能 DLL が関連付け後の操作を完了した後の接続フェーズ。 関連付け後の操作の詳細については、「関連付け後の操作」を参照してください。
オペレーティング システムは、ネイティブ 802.11 IHV 拡張機能 DLL の Dot11ExtIhvQueryUIRequest IHV ハンドラー関数を呼び出して、カスタム UI を表示できるかどうかのクエリを実行します。 オペレーティング システムは、connectionPhase パラメーターを通じて接続プロセスの現在のフェーズを渡します。 カスタム UI を表示する必要がある場合、DLL は pIhvUIRequest パラメーターを通じて DOT11EXT_IHV_UI_REQUEST 構造を返します。
DOT11EXT_IHV_UI_REQUEST 構造を通じて、ネイティブ 802.11 IHV 拡張機能 DLL は、次のデータを使用してカスタム UI を指定します。
特定のユーザー コンテキストを識別するために使用されるユーザー セッション識別子 (ID)。
特定の UI 要求を識別するグローバル一意識別子 (GUID)。
ネイティブ 802.11 IHV UI 拡張 DLL 内に実装されている IWizardExtension COM インターフェイスのクラス ID (CLSID)。 CLSID は、DLL でサポートされている特定のカスタム UI を要求するために使用されます。
IWizardExtension COM インターフェイスの詳細については、「IWizardExtension COM インターフェイス」を参照してください。
独立系ハードウェア ベンダー (IHV) によって定義され、指定された IWizardExtension COM インターフェイスによって処理される、独自の形式でデータを格納するバッファー。 たとえば、バッファーには、カスタム UI に表示される既定値を格納できます。
カスタム UI は、標準ネットワーク接続 UI 内のウィザード ページのセットとして表示されます。 このプロセスの詳細については、「ネットワーク接続ウィザード内でのカスタム UI ページの表示」を参照してください。