汎用ルーティング カプセル化 (NVGRE) タスク オフロードを使用したネットワークの仮想化の概要
NVGRE カプセル化パケット形式
この場合、プロトコルまたはフィルター ドライバーは GRE カプセル化を含む (LSO 以外の) パケットを生成し、ネットワーク上のパケットを送信します。 受信側では、これらの (RSS 以外の VMQ) パケットは、変更なしでプロトコル ドライバーに渡されます。 NVGRE タスク オフロード機能では、カプセル化およびカプセル化解除操作のオフロードは指定されないことに注意してください。
送信オフロードと受信オフロード
送信パスでは、次のタスク オフロードでカプセル化を考慮する必要があります。
- IPv4 および TCP または UDP ペイロードのチェックサム計算
- Large Send Offload バージョン 1 (LSO_v1) と Large Send Offload バージョン 2 (LSO_v2)
- UDP セグメント化オフロード (USO)
送信側オフロードの場合、ミニポートは、トンネル (外部) IP ヘッダー、トランスポート (内部) IP ヘッダー、および TCP ヘッダーに対応する操作を実行する必要があります。
受信パスでは、次のタスク オフロードでカプセル化を考慮する必要があります。
- IPv4 および TCP または UDP ペイロードのチェックサム検証
- 受信側 scaling (RSS)
- VMQ
受信側オフロードの場合、NIC はカプセル化プロトコル ヘッダーを解析する必要があります。 たとえば、GRE カプセル化の場合、NIC は GRE ヘッダーを解析し、トランスポート (内部) およびトンネル (外部) IP ヘッダーでタスク オフロードを実行する必要があります。