操作ポート
Windows Server 2012 の NDIS 6.30 以降では、拡張可能スイッチ インターフェイスは、拡張可能スイッチ ネットワーク アダプター接続をホストする操作ポートを作成します。 拡張可能スイッチ ポートが作成されると、ポートの種類が割り当てられます。 このポートの種類は、ポートが作成された後およびポートが切断される前に有効になります。 Hyper-V 子パーティションに割り当てられたポートの場合、操作ポートの種類は、パーティションの実行中および操作中も有効なままです。
操作ポートの種類は、それに接続できる拡張可能スイッチ ネットワーク アダプターの種類を定義します。 拡張可能スイッチ インターフェイスは、次の操作ポートの種類を定義します。
NdisSwitchPortTypeExternal
これは、拡張可能スイッチの外部ネットワーク アダプターに接続するように構成されているポートです。 このアダプターは、Hyper-V 親パーティションで実行される管理オペレーティング システムで公開されます。
外部ネットワーク アダプターは、ホストで使用可能な物理ネットワーク インターフェイスへの接続を提供します。 外部ネットワーク アダプターには、Hyper-V 親パーティションとすべての子パーティションからアクセスできます。
注: 拡張可能スイッチは、1 つの外部ネットワーク アダプター接続のみをサポートします。
NdisSwitchPortTypeInternal
これは、拡張可能スイッチの内部ネットワーク アダプターに接続するように構成されているポートです。 このアダプターは、Hyper-V 親パーティションで実行される管理オペレーティング システムで公開されます。
内部ネットワーク アダプターは、管理オペレーティング システムで実行されるプロセスの拡張可能スイッチへのアクセスを提供します。 これにより、これらのプロセスで拡張可能スイッチ経由でパケットを送受信できます。
注: 拡張可能スイッチは、1 つの内部ネットワーク アダプターのみをサポートします。
NdisSwitchPortTypeSynthetic
これは、統合ネットワーク アダプターに接続するように構成されているポートです。 このアダプターは、Hyper-V 子パーティションで実行されるゲスト オペレーティング システムで公開されます。
注: 統合ネットワーク アダプターは、仮想マシン (VM) ネットワーク アダプターの一種です。 このアダプターは、Windows Vista 以降のバージョンの Windows を実行しているゲスト オペレーティング システムで公開されます。
NdisSwitchPortTypeEmulated
この値は、エミュレートされたネットワーク アダプターに接続するように構成されているポートを指定します。 このアダプターは、ゲスト オペレーティング システムで公開されます。
注: エミュレートされたネットワーク アダプターは、VM ネットワーク アダプターの一種です。 このアダプターは、Windows XP を実行しているゲスト オペレーティング システムまたは Windows 以外のオペレーティング システムで公開できます。