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フィルター ドライバー

NDIS 6.0 には NDIS フィルター ドライバーも導入されました。 フィルター ドライバーは、プロトコル ドライバーとミニポート ドライバーの間の相互作用の監視、変更が可能です。 フィルター ドライバーは実装が簡単で、NDIS 中間ドライバーよりも処理オーバーヘッドが少なくなります。

フィルター モジュールは、フィルター ドライバーのインスタンスです。 次の図に示すように、フィルター モジュールは通常ミニポート アダプターとプロトコル バインドの間で階層化されます。

ミニポート アダプターとプロトコル バインド間にフィルター モジュールがある NDIS ドライバー スタックを示す図。

フィルター ドライバーは、NDIS ライブラリを介して NDIS および他の NDIS ドライバーと通信します。 NDIS ライブラリは、ミニポート ドライバーが呼び出す必要があるすべてのオペレーティング システム関数をカプセル化する関数 (NdisFXxx とその他の NdisXxx 関数) の完全なセットをエクスポートします。 同様に、フィルター ドライバーがフィルター ドライバーにアクセスするには、NDIS が自身のために、または他のドライバーの代わりに呼び出すエントリ ポイント (FilterXxx 関数) のセットをエクスポートする必要があります。

Note

NDIS ドライバー スタックの詳細と、4 つの NDIS ドライバーの種類の間の関係を示す図については、「NDIS ドライバー スタック」をご覧ください。

NDISフィルタードライバー

NDIS フィルター ドライバー リファレンス