WDM の下端を含むミニポート ドライバー
WDM 下端を持つミニポート ドライバー (NDIS-WDM ミニポート ドライバー) は、WDM ヘッダー ファイルをドライバーのソース ファイルに含める必要があることを指定する WDM ルールに従います。 NDIS-WDM ミニポート ドライバーには、その下端でカーネルモード ルーチンを呼び出すための WDM ヘッダー ファイルが必要です。 通常、NDIS ミニポート ドライバーは、NDIS が提供する関数を呼び出すだけです。 この制限は、「NDIS ドライバー」セクションの図にあるように NDIS が NDIS ミニポート ドライバーをラップする方法で示されています。 一般的な NDIS ミニポート ドライバーは WDM ドライバーとは呼ばれませんが、NDIS 自体が WDM ルールに従うため、間接的に WDM ルールに従います。
次の図は、WDM 下端を使用して USB ドライバー スタックと連動する NDIS-WDM ミニポート ドライバーを示しています。
次の一覧で、前の図に示されているコンポーネントについて説明します。
IPX/SPX 互換および TCP/IP
基になるミニポート ドライバーを使用してパケットを送信する NDIS プロトコル ドライバー。
NDIS
階層化されたネットワーク ドライバー間の標準インターフェイスを提供する Ndis.sys ドライバー。
USB 用 NDIS-WDM ミニポート ドライバー
USB ドライバー スタックと連動する NDIS-WDM ミニポート ドライバー。
USB クライアント ドライバー
ベンダーが提供するその他の USB クライアント ドライバー。
USB クラス インターフェイス
USB クライアント ドライバーが USB ドライバー スタックと連動するために使用できる USB ルーチンと I/O 要求。
USB ドライバー スタック
USB デバイスのドライバー スタック。 詳細については、「USB ドライバー スタック アーキテクチャ」を参照してください。