MB インターフェイス モデルの概要
このセクションでは、モバイル ブロードバンド インターフェイス モデル (MBIM) の仕様に基づいて実装されるモバイル ブロードバンド デバイスについて説明します。
Windows 8 以降、Microsoft は、受信クラス ドライバー (MBCD と呼ばれます) を MBIM 機能用に提供します。 Microsoft は、複合デバイス用のインボックス ドライバー USBCCGP を既に提供しています。 このセクションでは、Windows 8 で USBCCGP と MBCD を読み込むモバイル ブロードバンド デバイスの要件について説明します。
インターフェイスを機能にグループ化するために WMC UFD を使用するモバイル ブロードバンド複合デバイスでは、Windows 8 で USBCCGP を読み込むための Microsoft OS 記述子を実装し、機能を作成するために WMC UFD を解析するよう USBCCGP に指示します。 インターフェイスを機能にグループ化するためにインターフェイス関連付け記述子 (IAD) を使用するモバイル ブロードバンド複合デバイスでは、USBCCGP を読み込むための Microsoft OS 記述子を実装する必要はありません。
下位互換性がある MBIM 機能は、MBCD を読み込む Microsoft OS 記述子を実装することになります。 下位互換性のない MBIM 機能は、MBCD を読み込むのに Microsoft OS 記述子を実装する必要はありません。
ID モーフィングを示すモバイル ブロードバンド デバイスは、Microsoft OS 記述子も実装します。
これらのシナリオについては、MB インターフェイス モデルに関するトピック全体で詳しく説明します。 次のテーブルは、これらのサブトピックで言及される Microsoft OS 互換 ID すべてをまとめたものです。 詳細については、「Microsoft OS 記述子」を参照してください。
Microsoft OS 互換 ID
Microsoft OS 互換 ID | Microsoft OS 準互換 ID | シナリオで必須 |
---|---|---|
"CDC_WMC" |
WMC UFD を使用してインターフェイスを機能にグループ化する複合デバイスでの USBCCGP の読み込み |
|
"MBIM" |
MBIM 下位互換性のある機能での MBCD の読み込み |
|
"ALTRCFG" |
ASCII の構成番号 |
IAD による ID モーフィング |
"WMCALTR" |
ASCII の構成番号 |
WMC UFD による ID モーフィング |
次のサブトピックで詳しく説明した MB インターフェイス モデル: