中間ドライバーのクエリおよび設定操作
基になるミニポート アダプターに正常にバインドされ、その仮想ミニポートが初期化された後、中間ドライバーは、基になるミニポート アダプターの動作特性を照会し、独自の内部状態を設定します。 必要に応じて、中間ドライバーは、基になるミニポート アダプターとのバインドの先読みバッファー サイズなどのパラメーターもネゴシエートします。 基になるミニポート アダプターに関連付けられている属性のほとんどは、ProtocolBindAdapterEx関数の BindParameters パラメーターで中間ドライバーに渡されます。 中間ドライバーは、可能であれば、OID クエリを発行する代わりに、ProtocolBindAdapterEx に渡される値を使用する必要があります。 ただし、コネクションレスの下端を持つ中間ドライバーは、NdisOidRequest を呼び出すことによって OID クエリを発行できます。 接続指向の下端を持つ中間ドライバーは、NdisCoOidRequest を呼び出すことによって OID クエリを発行できます。
中間ドライバーは、MiniportOidRequest 関数を使用して、上位レベルのドライバーからクエリと設定要求を受信することもできます。 ドライバーは、これらの要求に応答するか、基になるドライバーに渡すことができます。 中間ドライバーがクエリとセットに応答する方法は、実装によって異なります。
注: 中間ドライバーの動作は、仮想ミニポートと基になるミニポート ドライバーの電源状態によっても影響を受ける可能性があります。 電源状態がクエリ操作と設定操作に及ぼす影響の詳細については、「電源設定要求の処理」を参照してください。
[ ネットワーク参照] セクションには、すべての一般的な接続指向の非メディア固有 OID と、中間ドライバー開発者が関心を持つ必要なメディア固有の OID に関する情報が含まれています。
次のトピックでは、中間ドライバーでのクエリとセットの発行と応答に関する追加情報を提供します。