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Hyper-V 子パーティションからの OID 要求の転送

OID_802_3_ADD_MULTICAST_ADDRESSOID_802_3_DELETE_MULTICAST_ADDRESSなどのマルチキャスト オブジェクト識別子 (OID) リクエストは、次で実行される、上のプロトコルおよびフィルター ドライバーによって発行されます。

  • Hyper-V 親パーティションで実行される管理オペレーティング システム。

  • Hyper-V 子パーティションで Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムを実行するゲスト オペレーティング システム。

拡張可能スイッチ インターフェイスでは、これらの OIDリクエストを拡張可能スイッチ制御パスに転送します。 これにより、拡張機能は、パーティションで使用されるネットワーク インターフェイスに関する構成情報を取得できます。

たとえば、拡張インターフェイスの拡張可能スイッチのプロトコル エッジは、子パーティションから拡張可能スイッチ制御パスの下に OID_802_3_ADD_MULTICAST_ADDRESS の OID セットリクエストを転送します。 これにより、拡張機能は、そのパーティション内のネットワーク インターフェイスによって使用されるマルチキャスト アドレス構成を取得できます。

これらの マルチキャストOID リクエストが拡張可能スイッチ インターフェイスに到着すると、拡張可能スイッチのプロトコル エッジは、 NDIS_SWITCH_NIC_OID_REQUEST 構造体内の OID リクエストをカプセル化します。 また、プロトコル エッジは、この構造体のメンバーを次のように設定します:

  • プロトコルエッジは、 SourcePortId メンバーおよび SourceNicIndex メンバーを OID 要求の発信元のポートとネットワーク アダプターで使用されている対応する値に設定もします。

    : マルチキャスト OID リクエストが管理オペレーティング システムから送信された場合、プロトコル エッジはこれらのメンバーを拡張可能スイッチの内部ネットワーク アダプターの値に設定します。

  • DestinationPortId メンバーと DestinationNicIndex メンバーは 0 に設定されます。 これは、カプセル化された OID 要求をコントロール パスの拡張機能に配信することを指定します。

  • OidRequest メンバーは、カプセル化された OID リクエストの NDIS_OID_REQUEST 構造体へのアドレスに設定されます。

プロトコル エッジは、カプセル化された OID リクエストを拡張可能スイッチ制御パスに転送するOID_SWITCH_NIC_REQUESTリクエストを発行します。 下位転送拡張機能は、これらのカプセル化された OID 要求を検査し、指定したマルチキャスト アドレス情報を保持できます。 例えば、拡張機能が拡張可能スイッチ ポートに転送するマルチキャスト パケットを発信する場合、この情報が必要になる場合があります。

拡張可能スイッチのコントロールパスの詳細については、「Hyper-V 拡張可能スイッチのコントロール パス」をご覧ください。