NDK 機能の有効化と無効化
NDK 機能を有効または無効にするには、NDIS は、OID_NDK_SET_STATE OID 要求を発行します。 NDK 対応ミニポート ドライバーは、ミニポートOidRequest 関数で、この OID のサポートを登録する必要があります。
NDK 機能を有効にできるかどうかを判断する
*NetworkDirect キーワードは、ミニポート ドライバーの NDK 機能を有効にできるかどうかを決定します。
このキーワード値が 1 ("有効") に設定されている場合は、NDK 機能を有効にすることができます。
0 ("無効") に設定されている場合、NDK 機能を有効にすることはできません。
ミニポート ドライバーがインストールされている場合、その INF ファイルは、既定で 1 ("有効") にこのキーワード値を設定します。 詳細については、「NDKPI の INF 要件を参照してください」。
ミニポート ドライバーをインストールした後、管理者は、アダプターの 詳細 プロパティ ページで新しい値を設定することによって、*NetworkDirect キーワード値を更新できます。 詳細プロパティの詳細については、「詳細プロパティ ページの構成パラメーターの指定」を参照してください。
注 ミニポート ドライバーは、アダプターの Advanced プロパティ ページで変更が行われた後に自動的に再起動されます。
NDK 機能を有効または無効にするタイミング
この状態の変更は、OID_NDK_SET_STATE OID 要求、またはアダプター自体の成功または失敗によってトリガーできます。
NDK 機能の有効化または無効化
NDK 機能を有効または無効にするには、ミニポート ドライバーは、NetEventNDKEnable または NetEventNDKDisable プラグ アンド プレイ (PnP) イベントを NDIS に送信する必要があります。
PnP イベントを送信するには、ミニポート ドライバーは、NdisMNetPnPEvent 関数を呼び出し、NetPnPEvent パラメーターが指す NET_PNP_EVENT_NOTIFICATION 構造体の NetPnPEvent メンバーを設定します。
NDK 機能を有効にする場合は、NetEventNDKEnable を設定します。
NDK 機能を無効にする場合は、NetEventNDKDisable を使用します。
NetEventNDKDisable PnP イベントは、NDIS および上位レイヤー ドライバーをトリガーして、NDK 機能が無効になっているアダプター経由で開いている NDK_ADAPTER インスタンスの閉じを開始します。 PnP イベントは、アダプター経由で開かれているすべての NDK_ADAPTER インスタンスが閉じられるまで保留中のままになります。