CoNDIS WAN は柔軟性が高い
CoNDIS モデルでは、主要な関数 (呼び出し管理やデータ転送など) が個別のコンポーネントまたはサブコンポーネントに分割されます。 この組織では、システムが提供するサード パーティ製のコンポーネントと更新機能をより簡単に使用できます。
CoNDIS モデルには、次の 4 種類のドライバーが用意されています。
接続指向クライアント ドライバー
コール マネージャー
接続指向 NDIS ミニポート ドライバー
統合ミニポート コール マネージャー (MCMs)
CoNDIS ドライバーの詳細については、「接続指向の NDIS」を参照してください。
コール マネージャーとミニポート ドライバー コンポーネントの分離により、コール マネージャーを変更せずに、新しいハードウェアをサポートするようにミニポート ドライバーを更新できます。 多くの場合、コール マネージャーでは、欠陥を修正するためのアップグレードのみが必要になります。
アーキテクチャ コンポーネントの分離は常に MCM で明確に定義されています。 MCM のコール マネージャー サブコンポーネントは、接続のシグナリングの側面を処理し、CoNDIS WAN ミニポート ドライバー サブコンポーネントは、NIC ハードウェアを処理します。
システム提供のコール マネージャーを使用できます。 システムがメディアの種類 (ISDN など) のコール マネージャーを提供しない場合は、1 つを記述するか、サード パーティから取得することができます。
Microsoft Windows オペレーティング システムには PPP CoNDIS クライアントが含まれており、多くのデバイスで CoNDIS WAN ミニポート ドライバーを使用できます。 CONDIS WAN クライアントを記述して、PPP に加えて他のプロトコル ドライバーをサポートするようにシステムを拡張できます。
CoNDIS WAN モデルは PPP データに限定されません。 未処理データ ストリーミングや独自の暗号化など、処理するカスタム WAN クライアント ドライバーとミニポート ドライバーを実装できます。