タスク オフロードの種類の組み合わせ
次の制限により、システム上でアクティブにできる NDIS 6.0 以降のタスク オフロード サービスの組み合わせを決定します。
タスク オフロード対応ミニポート アダプターは、チェックサム オフロードのみをサポートできます。
Large Send Offload バージョン 1 (LSOV1) 対応のネットワーク インターフェイス カード (NIC) は、V4 TCP および IPv4 チェックサム 送信オフロード サービスをサポートする必要があります。 LSOV1 対応ミニポート アダプターがインターネット プロトコル セキュリティ (IPsec) オフロードもサポートしている場合、NDIS はオフロード IPsec と LSOV1 のうちいずれかをサポートするようにアダプターを構成します。
Large Send Offload バージョン 2 (LSOV2) 対応ミニポート アダプターは、TCP および IP チェックサム送信オフロードをサポートする必要があります。 LSOV2 対応ミニポート アダプターが IPsec オフロードもサポートしている場合、NDIS は オフロード IPsec または LSOV2 のいずれかをサポートするように構成します。
ミニポート ドライバーは、IPv4 と IPv6 の両方をサポートする必要はありません。 すべての NDIS 6.0 以降のミニポート ドライバーは、イーサネット 802.1Q タグをサポートする機能を備えたイーサネット 802.3 カプセル化をサポートする必要があります。 次の表では、ミニポート ドライバーがさまざまなオフロード機能のサポートを報告するときのハードウェア要件について説明します。
オフロードの種類 | IPv4 | IpV6 |
---|---|---|
チェックサム オフロード |
||
UDP チェックサム |
省略可能 |
省略可能 |
TCP チェックサム |
省略可能 |
省略可能 |
TCP のオプション |
省略可能 |
必須 (TCP チェックサムの場合) |
IP チェックサム |
省略可能 |
適用外 |
IP オプション |
必須 (TCP チェックサムの場合) |
適用外 |
IP 拡張機能ヘッダー |
適用外 |
必須 (128 バイト) |
Large Send Offload バージョン 1 (LSOv1) |
||
最大オフロード サイズ |
<= 64K |
適用外 |
TCP のオプション |
必須 |
適用外 |
IP オプション |
必須 |
適用外 |
Large Send Offload バージョン 2 (LSOv2) |
||
最大オフロード サイズ |
無制限 |
無制限 |
IP オプション |
必須 |
必須 (128 バイト) |
IP ID のサポート |
0x0000から0xffff |
0x0000 - 0x7fff セグメント化オフロード用に予約済み |