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インストール後のデバイス オブジェクト レジストリ プロパティの設定

ユーザーモードプログラムは、 デバイスインストール関数 を使用して、ドライバーのデバイスオブジェクトのプロパティレジストリを取得または設定できます。 通常、これらの関数はインストールソフトウェアで使用されますが、どのユーザーモードプログラムでも使用できます。 (プログラムは、管理者アクセス権を持つユーザーが実行する必要があります。)

SetupDiGetDeviceRegistryProperty および SetupDiSetDeviceRegistryProperty 関数は、指定された各プロパティのレジストリ キーを取得および設定します。 Property パラメータは、取得または設定するプロパティを指定します。 PropertyBuffer は、プロパティのコピー先バッファ(プロパティを取得する場合)またはソースバッファ(プロパティを設定する場合)を指定します。

Property パラメータの値と実際のプロパティの対応は以下の通りです。

Property パラメータの値 デバイスオブジェクトプロパティ

(SPDRP_CHARACTERISTICS)

デバイス特性

(SPDRP_DEVTYPE)

Device type (デバイスの種類)

(SPDRP_EXCLUSIVE)

排他的

SPDRP_SECURITY

SECURITY_DESCRIPTOR 構造としてのセキュリティ記述子

SPDRP_SECURITY_SDS

SDDL文字列としてのセキュリティ記述子

セキュリティ記述子を取得または設定するために、2 つの異なる方法が用意されていることに注意してください。 SPDRP_SECURITY を指定すると、セキュリティ記述子を SECURITY_DESCRIPTOR 構造として扱うことができ、SPDRP_SECURITY_SDS を指定すると、セキュリティ記述子を SDDL文字列として扱うことができます。 SDDL文字列の詳細は、 SDDL for Device Objects を参照してください。

Windows XP以降のオペレーティングシステムでは、プログラムによってデバイスセットアップクラスのプロパティ値を取得および設定することもできます。 SetupDiGetClassRegistryProperty および SetupDiSetClassRegistryProperty 関数を使用して、デバイスセットアップクラスのプロパティ値を取得および設定します。

SetupDiXxx 関数の使用方法については、 デバイスインストール関数の使用を参照してください。