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バス ドライバーでのシステム電源クエリ IRP の処理

システム クエリ電源要求がバス ドライバー (デバイスの電源ポリシー所有者ではない) に達すると、ドライバーは、照会されたシステムの電源状態に対応するデバイスの電源状態をサポートできることを確認します。ウェイクアップが有効になっている場合、照会されたシステムの電源状態によって、デバイスがシステムをウェイクアップできないようにします。

Windows 7 および Windows Vista では、ドライバーを指定された電源状態に変更できる場合、バス ドライバーによって Irp->IoStatus.Status が STATUS_SUCCESS に設定されます。ドライバーを変更できない場合、エラー ステータスに設定されます。

Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000 では、バス ドライバーはまず PoStartNextPowerIrp を呼び出し、ドライバーを指定された電源状態に変更できる場合は Irp->IoStatus.Status を STATUS_SUCCESS に設定します。ドライバーを変更できない場合は、エラー ステータスを設定します。

バス ドライバーが IRP を完了した後、電源マネージャーは、スタックに IRP を渡したとき、他のドライバーによって設定された IoCompletion ルーチンを呼び出します。