Microsoft OS ContainerID 記述子の使用
Microsoft オペレーティング システム (OS) ContainerID 記述子は、複数のシステム バスを介したデバイスの同時接続をサポートするデバイスで使用できます。 明示的に定義された Microsoft OS ContainerID 記述子により、USB バス上のデバイスに対して列挙されたすべてのデバイス ノード (devnode) が同じデバイス コンテナーにグループ化されます。
注: Microsoft OS ContainerID 記述子を実装する場合は、コンテナー ID の競合を回避するために、記述子の値がすべてのデバイスで一意である必要があります。
Microsoft OS ContainerID 記述子は、デバイスが複数のバスを介したデバイスへの同時接続をサポートしている場合に便利です。 この方法では、デバイスでサポートされている各バスで同じコンテナー ID が使用されます。 これにより、オペレーティング システムは、各バス上の機能が同じデバイス コンテナーの一部であるかどうかを判断できます。
USB デバイス内で Microsoft OS ContainerID を使用する場合は、次の点に注意する必要があります。
コンピューターに統合されていないデバイス (つまり、すべての外部デバイス) の場合は、常に Microsoft OS ContainerID 記述子とシリアル番号を USB デバイス ハードウェアに提供することをお勧めします。 これにより、Windows プラグ アンド プレイ (PnP) インフラストラクチャは、デバイスによって公開されているすべてのデバイス機能を正しくグループ化できるようになります。 Windows 7 以降、オペレーティング システムのコンポーネントは、デバイス機能の適切なグループ化に依存します。 この方法に従うと、Windows プラットフォーム上のデバイスに最適なユーザー エクスペリエンスが提供されます。
コンピューターに統合された USB デバイスは、Microsoft OS ContainerID 記述子を提供しないでください。 統合デバイスがコンピューターのデバイス コンテナーと正しくグループ化されるようにするには、統合デバイスは、ACPI BIOS 設定または USB ハブ記述子 DeviceRemovable ビットを使用してポートを使用する必要があります。