署名のスコア
このページでは、ドライバー パッケージの署名スコアについて説明します。 署名スコアは、ドライバー パッケージのランクで構成される 3 つのスコアのうちの 1 つです。 このページの情報は、Windows Vista 以降のバージョンのオペレーティング システムにのみ適用されます。
ドライバー パッケージ ランクは 0xSSGGTHHH として書式設定され、0xSS000000 の値は署名スコア、0x00GG0000 の値は機能スコア、0x0000THHH の値は識別子スコアです。
署名スコアは、次のように、ドライバー パッケージの署名方法に従ってドライバー パッケージをランク付けします。
Windows は、信頼された署名を持つドライバー パッケージに、最良の署名スコア (最も低い署名スコア値) を割り当てます。 次に例を示します。
- プレミアム WHQL 署名と標準 WHQL 署名。
- 受信トレイ ドライバー パッケージの署名。
- Windows Sustained Engineering (Windows SE) の署名。
- Authenticode テクノロジを使用したサード パーティの署名。 有効なサード パーティの署名の種類は次のとおりです。
- エンタープライズ証明機関 (CA) のコード署名証明書を使用して署名されたドライバー。
- クラス 3 CA によって発行されたコード署名証明書を使用して署名されたドライバー。
- MakeCert ツールによって作成されたコード署名証明書を使用して署名されたドライバー。
Windows では、有効な署名がないドライバー パッケージに 2 番目に良い署名スコアが割り当てられますが、ドライバー パッケージは、.nt プラットフォーム拡張機能を持つ INF DDInstall セクションによってインストールされます。
.nt 拡張子の詳細については、「複数のプラットフォームとオペレーティング システム用の INF ファイルの作成」を参照してください。
Windows では、有効な署名がなく、.nt プラットフォーム拡張子を持つINF DDInstall セクションによってドライバパッケージがインストールされていないドライバパッケージに、3 番目に良い署名スコアが割り当てられます。
Windows では、署名されていない、または署名状態が不明なドライバー パッケージに、4 番目と最悪の署名スコア (最高の署名スコア値) が割り当てられます。
ドライバー ランキングの詳細については、「Windows のドライバーのランキング方法」をご覧ください。