テキスト ログのイベント カテゴリの有効化
SetupAPI は、ログ エントリのイベント カテゴリが、テキスト ログに対して有効になっており、テキスト ログのイベント レベルlがログ エントリのイベント レベル以上の場合にのみ、ログ エントリをテキスト ログに書き込みます。
次の表に、SetupAPI でサポートされるイベント カテゴリ、イベント カテゴリを表すマニフェスト定数、マニフェスト定数の値のリストです。
イベント カテゴリの操作 | イベント カテゴリのマニフェスト定数 | イベント カテゴリの値 |
---|---|---|
デバイスのインストール |
TXTLOG_DEVINST |
0x00000001 |
INF ファイルを管理する |
TXTLOG_INF |
0x00000002 |
ファイルキューの管理 |
TXTLOG_FILEQ |
0x00000004 |
ファイルのコピー |
TXTLOG_COPYFILES |
0x00000008 |
レジストリ設定の管理 |
TXTLOG_REGISTRY |
0x00000010 |
デジタル署名を検証する |
TXTLOG_SIGVERIF |
0x00000020 |
デバイス プロパティを表示および管理する |
TXTLOG_PROPERTIES |
0x00000040 |
バックアップ データ |
TXTLOG_BACKUP |
0x00000080 |
ユーザー インターフェイス ダイアログボックスを管理 |
TXTLOG_UI |
0x00000100 |
新しいデバイス マネージャー |
TXTLOG_NEWDEV |
0x01000000 |
ユーザーモード PnP マネージャー |
TXTLOG_UMPNPMGR |
0x02000000 |
ドライバーストアを管理 |
TXTLOG_DRIVER_STORE |
0x04000000 |
クラスインストーラーまたは共同インストーラー操作 |
TXTLOG_INSTALLER |
0x40000000 |
ベンダーが提供する操作 |
TXTLOG_VENDOR |
0x80000000 |
SetupAPI ログのイベント カテゴリを有効にするには、次の REG_DWORD レジストリ値を作成 (または変更) します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup\LogMask
LogMask レジストリ値は、デバイスのインストール テキスト ログとアプリケーションのインストール テキスト ログに適用されます。
LogMask レジストリ値が存在しない場合、SetupAPI は、テキスト ログのすべてのイベント カテゴリを有効にします。 レジストリ値が LogMask の場合、SetupAPI は、テキスト ログのすべてのイベント カテゴリを無効にします。
LogMask レジストリ値は、0XVVVVVVVV (VVVVVVVV が 32 ビットフィールドである場合) として書式設定されます。 すべてのカテゴリーを有効にするには、LogMask を 0XFFFFFFFF に設定します。 特定のカテゴリーのみを有効にするには、対応するイベント カテゴリー定数のビットごとの OR を実行します。 次に例を示します。
デバイスのインストール操作によって書き込まれるログ エントリのみを有効にするには、LogMask を TXTLOG_DEVINST (0X00000001) の値に設定します
デバイスのインストール操作とドライバー ストア操作によって書き込まれたログ エントリのみを有効にするには、LogMask を (TTXTLOG_DRIVER_STORE |TEXTLOG_DEVINST) (0x04000001) に設定します。
カスタム インストール操作によって書き込まれたログ エントリのみを有効にするには、LogMask を TXTLOG_VENDOR (0x80000000) に設定します。