WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE
WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE プロパティは、データ転送で使用される最小バッファー サイズを指定します。
プロパティの型: VT_I4
有効な値: WIA_PROP_NONE
アクセス権: 読み取り専用
解説
コールバック メカニズムを使用してデータ転送を実行する場合、WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE プロパティの値は 64 KB まで小さくできます。 ただし、ファイルに転送する場合、プロパティ値は一度に 1 ページのデータを転送するために必要なバイト数です。 WIA ミニドライバーは、この WIA プロパティを作成して管理します。
WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE は、WIA_IPA_BUFFER_SIZE プロパティと同じです。
アプリケーションは、WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE を読み取って、データ転送のドライバー指定のバッファー サイズを判断します。 また WIA サービスは、このプロパティを読み取って、データ転送中にミニドライバーにメモリを割り当てます。
Note
WIA_IPA_MIN_BUFFER_SIZE プロパティに含まれる値は、アプリケーションが任意の時点で要求できるデータの最小量です。 バッファー サイズが大きいほど、デバイスへの要求は大きくなります。 このバッファー サイズを大きくすると、デバイスが低速で応答しなくなり、コンピューター全体のパフォーマンスが低下し、過剰なリソースが消費される可能性があります。 バッファー サイズが小さすぎると、多数の小さな要求が必要になり、データ転送のパフォーマンスが低下する可能性があります。 デバイスへのデータ要求の一般的なサイズ、要求の数、およびそれらの要求のサイズを考慮して、適切なバッファー サイズを選択します。
要件
バージョン: すべての転送が有効な項目の Windows Vista ドライバーの場合はオプションになります。 このプロパティを実装する場合、Windows Server 2003、Windows XP、およびそれ以前のバージョンの Windows 用に作成されたアプリケーションは、転送バッファー サイズを推定できるため、転送速度が最適になります。
ヘッダー: wiadef.h (Wiadef.h を含む)