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JobStateReason 要素

省略可能な JobStateReason 要素は、ジョブが現在の状態になっている理由の 1 つを指定します。

使用方法

<wscn:JobStateReason>
  text
</wscn:JobStateReason>

属性

属性はありません。

Text 値

必須。 次のいずれかの値です。

用語 説明
InvalidScanTicket WSD スキャン サービスが ScanTicket を処理できなかったため、ジョブが拒否されました。
DocumentFormatError WSD スキャン サービスは、要求されたドキュメント形式をサポートしていません。
ImageTransferError ジョブ内のイメージのデータ転送に失敗しました。 このエラーが発生した場合、WSD スキャン サービスはジョブを中止する必要があります。
JobCanceledAtDevice 現在のスキャン ジョブは、スキャン デバイスのフロント パネルで取り消されました。
JobCompletedWithErrors ジョブは完了しましたが、1 つ以上のエラーが発生しています。
JobCompletedWithWarnings ジョブは完了しましたが、1 つ以上の警告が発生しています。 ジョブのデータは、見込みでは正常に転送が完了します。 この警告は、WSD スキャン サービスがジョブを処理するためにスキャン チケットに変更したことを示している可能性があります。
JobScanning スキャナーはジョブ データをデジタル化しています。
JobScanningAndTransferring スキャナーによってジョブ データがデジタル化され、データがクライアントに転送されています。
JobTimedOut WSD スキャン サービスは、CreateScanJobRequest 操作の後、適切なタイミングで RetrieveImageRequest 操作が続けて実行されなかったため、ジョブを終了しました。
JobTransferring ジョブ データがクライアントに転送されています。
なし ジョブには、ジョブの状態に関する追加情報がありません。
ScannerStopped スキャン デバイスは、アクティブな状態のために停止しており、その状態が修正されるまでジョブを続行できません。

子要素

子要素は存在しません。

親要素

要素
JobCompletedStateReasons
JobStateReasons

解説

WSD スキャン サービスの実装で検出できる条件を表す値をサポートする必要があります。 そのため、特定の JobStateReason の理由が実装で検出できない場合は、許可される値のサブセットのみをサポートできます。

値の許容範囲を拡張することは可能ですが、このリストを拡張するとクライアント側に影響が及びます。 一般的に、クライアント側では JobStateReason の値を (他の文字列変数の値と同じように) ユーザーの言語に合わせてローカライズします。 ただし、クライアントはベンダー拡張値を認識しません。 クライアント側では受け取った値を「そのまま」表示することもできますが、その場合は英語で表示されることになるため、ユーザーによっては内容を理解できないかもしれません。

関連項目

CreateScanJobRequest

JobCompletedStateReasons

JobStateReasons

RetrieveImageRequest