内部互換性レイヤー
Windows Vista で実行するドライバーの開発時、互換性について 2 つの側面を考慮する必要があります。
Windows XP 以前のオペレーティング システム用のアプリケーションが Windows Vista ドライバーと通信する場合
Windows Vista アプリケーションが Windows XP ドライバー (つまり、旧型ドライバー) と通信する場合
Windows Vista アプリケーションが Windows Vista ドライバーと通信するときや、Windows XP アプリケーションが Windows XP ドライバーと通信する場合など、その他の状況は考慮する必要はありません。これらの状況では互換性コンポーネントは必要ないためです。
WIA には、必要なすべての変換を実行する内部互換性レイヤーが用意されています。 そのため、Windows Vista で実行される Windows XP アプリケーションは Windows Vista ドライバーと通信でき、Windows Vista アプリケーションは Windows Vista で実行される Windows XP ドライバーと通信できるようになります。
互換性レイヤーにはいくつかの制限があります。
Windows Vista WIA アプリケーションでは、旧型ドライバーのみが変換されます。
フラットベッドとフィーダーを基本項目 (WIA_CATEGORY_FLA TB (テラバイト)ED および WIA_CATEGORY_F Enterprise Edition DER) として実装する Windows Vista スキャナー ドライバーのみが、旧型 WIA アプリケーション用に変換されます。