次の方法で共有


データ転送

WIA ミニドライバーの主な目的は、デバイスからアプリケーションにデータを転送することです。 カメラの場合、データは以前にキャプチャされた画像、オーディオ、またはビデオ クリップである可能性があります。 スキャナーの場合、デバイスはスキャナーからデータを取得する際にデータの転送が必要になる可能性があります。

Windows Vista より前のオペレーティング システムでは、WIA には TYMED に基づいてデバイスからアプリケーションにデータを転送する 2 つの方法がありました。 1 つ目はメモリ内転送で、デバイスは WIA サービスに画像データのバンドを返していました。 2 つ目の方法は、WIA サービスへのファイル転送でした。 WIA サービスがデータを受信し、要求側アプリケーションに転送していた点に注意してください。

Windows Vista では、新しい種類の転送 (IStream ベースの転送) を使用できます。 この転送モデルは、Windows Vista の新機能である 2 つのインターフェイス (IWiaItem2IWiaDevMgr2) に依存しています。 (これらのインターフェイスはどちらも、Microsoft Windows SDK のドキュメントで説明されています)。Windows Vista と従来のドライバーおよびアプリケーションの間の限られた相互作用を可能にする互換性レイヤーがあります。 この互換性レイヤーには、「IStream 転送との互換性の実現」に関するセクションで説明されているいくつかの制限があります。

このセクションでは、以下のトピックについて説明します:

メモリ内転送

ファイル転送

IStream データ転送

データ転送の詳細については、「WIA アプリケーションへのデータの転送」を参照してください。