詳細両面印刷対応のドキュメント フィーダー
高度な二重スキャンを使用すると、アプリケーションでフロント ページとバック ページの設定を個別に構成できます。
次の図は、高度な二重およびドキュメント フィーダースキャンをサポートするフラットベッド スキャナーの WIA 項目ツリーを示しています。
スキャン対象のページの前面と背面は、項目ツリー内の個別の子項目で表されます。 この区別には WIA_IPA_ITEM_CATEGORY プロパティに個別のカテゴリ (WIA_CATEGORY_FRONTとWIA_CATEGORY_BACK) が含まれます。 高度な二重スキャンを実行するスキャナでは、前面と背面の項目は別々に設定されます。異なる値に設定できます。 ただし、高度な二重スキャンが可能なスキャナーでも、前面または背面の項目しか存在できません。前面または背面の項目がある場合は、他の項目も存在する必要があります。
ドライバーは、フィーダーの WIA_DPS_DOCUMENT_HANDLING_CAPABILITIES プロパティでADVANCED_DUP フラグを設定することによって、前面と背面の項目 (つまり、高度な二重スキャンを実行する) の独立した設定があることを示します。
スキャン
アプリケーションは、ドキュメント フィーダー スキャンを実行するためにフィーダー項目に移動します。 フィーダー項目の WIA プロパティは、フロント ページとバック ページの両方に共通するサポートされているプロパティ値のサブセットである必要があります。 アプリケーションでは、使用するドキュメント フィーダーの設定に影響を与える 2 種類のデータ転送 (標準イメージ取得またはフォルダー取得) を使用できます。
標準イメージの取得
標準取得またはフォルダー以外の取得では、WIA フィーダー項目のプロパティ設定は、フロント ページとバック ページの両方に使用されます (単純な二重スキャナー モデルと非二重スキャナー モデルと同じです)。
フォルダー イメージの取得
フォルダー取得では、WIA フィーダー項目のイメージ設定は無視され、代わりに前面と背面の項目の設定が使用されます。 高度なアプリケーションでは、ドキュメント フィーダー転送に個別の構成可能な設定が使用されます。 フィーダー スキャナーでは、子項目 (前面と背面の項目) がある場合でも、イメージ データは常にフィーダー項目から取得されます。