FSCTL_SET_PERSISTENT_VOLUME_STATE 制御コード

FSCTL_SET_PERSISTENT_VOLUME_STATE 制御コードは、ファイルシステムボリュームの永続設定を設定します。永続設定はコンピューターを再起動してもファイルシステムボリュームに残ります。

この操作を実行するには、次のパラメーターを指定して FltFsControlFile または ZwFsControlFile を呼び出します。

パラメーター

FileObject [in]: FltFsControlFile のみ。ファイルシステムボリュームのファイルオブジェクトポインター。このパラメーターは必須であり、NULL にすることはできません。
FileHandle [in]: ZwFsControlFile のみ。ファイルシステムボリュームのファイルハンドル。このパラメーターは必須であり、NULL にすることはできません。
FsControlCode [in]: 操作の制御コード。この操作には FSCTL_SET_PERSISTENT_VOLUME_STATE を使用します。
InputBuffer [in]: ファイルシステムボリュームの永続設定を含む、呼び出し元によって割り当てられた FILE_FS_PERSISTENT_VOLUME_INFORMATION 構造体へのポインター。
InputBufferLength [in]: InputBuffer パラメーターが指し示すバッファーのサイズ (バイト単位)。
OutputBuffer [out]: この操作では使用されません。NULL に設定します。
OutputBufferLength [out]: この操作では使用されません。0 に設定します。

FltFsControlFile または ZwFsControlFile は、STATUS_SUCCESS または次のいずれかの適切な NTSTATUS 値を返します。

コード	意味
STATUS_NOT_SUPPORTED	要求されたレジストリ設定がボリュームごとではないか、呼び出し元が FILE_FS_PERSISTENT_VOLUME_INFORMATION の Version メンバーに正しくないバージョン番号を指定しました。
STATUS_INVALID_PARAMETER	ファイルシステムボリュームが開いているユーザーボリュームではないか、呼び出し元が FILE_FS_PERSISTENT_VOLUME_INFORMATION の FlagMask メンバーに無効なフラグを指定しました。
STATUS_BUFFER_TOO_SMALL	InputBuffer パラメーターが指し示すバッファーの大きさが、永続設定データを保持するのに十分ではありません。この場合、永続設定データは設定されません。これはエラーコードです。
STATUS_ACCESS_DENIED	呼び出し元がファイルシステムボリュームにアクセスできません。
STATUS_VOLUME_DISMOUNTED	ファイルシステムボリュームがマウント解除されています。
STATUS_TOO_LATE	ファイルシステムボリュームがシャットダウンされています。
STATUS_MEDIA_WRITE_PROTECTED	ファイルシステムボリュームは読み取り専用です。

要件タイプ	要件
サポートされている最小のクライアント	Windows 7
ヘッダー	Ntifs.h (Ntifs.h を含む)