IRP_MJ_SET_SECURITY 共用体の FLT_PARAMETERS
操作における FLT_IO_PARAMETER_BLOCK 構造体の MajorFunction フィールドが IRP_MJ_SET_SECURITY であるときに使用される共用体コンポーネント。
構文
typedef union _FLT_PARAMETERS {
... ;
struct {
SECURITY_INFORMATION SecurityInformation;
PSECURITY_DESCRIPTOR SecurityDescriptor;
} SetSecurity;
... ;
} FLT_PARAMETERS, *PFLT_PARAMETERS;
メンバー
SetSecurity: 次のメンバーが含まれる構造体。
SecurityInformation: セキュリティ記述子で設定するセキュリティ情報を指定する SECURITY_INFORMATION 値へのポインター。 この値には、次のいずれかを指定できます。
SecurityInformation 値 意味 DACL_SECURITY_INFORMATION オブジェクトの随意アクセス制御リスト (DACL) が設定されています。 WRITE_DAC アクセスが必要です。 GROUP_SECURITY_INFORMATION オブジェクトのプライマリ グループ識別子が設定されています。 WRITE_OWNER アクセスが必要です。 OWNER_SECURITY_INFORMATION オブジェクトの所有者識別子が設定されています。 WRITE_OWNER アクセスが必要です。 SACL_SECURITY_INFORMATION オブジェクトのシステム ACL (SACL) が設定されています。 ACCESS_SYSTEM_SECURITY アクセスが必要です。 SecurityDescriptor: オブジェクトに割り当てるセキュリティ情報の値を含む SECURITY_DESCRIPTOR 構造体へのポインター。
解説
IRP_MJ_SET_SECURITY 操作における FLT_PARAMETERS 構造体には、コールバックデータ (FLT_CALLBACK_DATA) 構造体が表すセキュリティ情報設定操作用のパラメーターが含まれます。 これは、FLT_IO_PARAMETER_BLOCK 構造体に含まれています。
IRP_MJ_SET_SECURITY は IRP ベースの操作です。
要件
要件タイプ | 要件 |
---|---|
ヘッダー | Fltkernel.h (Fltkernel.h を含む) |