次の方法で共有


IRP_MJ_FAST_IO_CHECK_IF_POSSIBLE 共用体の FLT_PARAMETERS

次の共用体コンポーネントは、操作における FLT_IO_PARAMETER_BLOCK 構造体の MajorFunction フィールドが IRP_MJ_FAST_IO_CHECK_IF_POSSIBLE であるときに使用されます。

構文

typedef union _FLT_PARAMETERS {
  ...    ;
  struct {
    LARGE_INTEGER             FileOffset;
    ULONG                     Length;
    ULONG POINTER_ALIGNMENT   LockKey;
    BOOLEAN POINTER_ALIGNMENT CheckForReadOperation;
  } FastIoCheckIfPossible;
  ...    ;
} FLT_PARAMETERS, *PFLT_PARAMETERS;

メンバー

  • FastIoCheckIfPossible: 次のメンバーが含まれる構造体。

  • FileOffset: キャッシュされたファイル内の開始バイト オフセット。

  • Length: 読み書きするデータの長さ (バイト単位)。

  • LockKey: ターゲット ファイルのバイト範囲ロックに関連付けられているキー値。 読み取るまたは書き込む範囲が重複している場合、またはファイル内で非排他的にロックされた範囲のサブ範囲である場合、このパラメーターはその共有ロックのキーである必要があります。 共有ロックは、呼び出し元スレッドの親プロセスによって保持される必要があります。それ以外の場合、このパラメーターは無視されます。

CheckForReadOperation: この操作で読み取り操作または書き込み操作のどちらをチェックするかを指定します。 読み取り操作の場合は TRUE、書き込み操作の場合は FALSE に設定します。

解説

IRP_MJ_FAST_IO_CHECK_IF_POSSIBLE 操作における FLT_PARAMETERS 構造体には、コールバックデータ (FLT_CALLBACK_DATA) 構造体が表す FastIoCheckIfPossible 操作用のパラメーターが含まれます。 これは、FLT_IO_PARAMETER_BLOCK 構造体に含まれています。

IRP_MJ_FAST_IO_CHECK_IF_POSSIBLE は高速 I/O 操作です。

要件

要件タイプ 要件
ヘッダー Fltkernel.h (Fltkernel.h を含む)

関連項目

FLT_CALLBACK_DATA

FLT_IO_PARAMETER_BLOCK

FLT_IS_FASTIO_OPERATION

FLT_IS_FS_FILTER_OPERATION

FLT_IS_IRP_OPERATION

FLT_PARAMETERS

FsRtlAreThereCurrentFileLocks

FsRtlCopyRead

FsRtlCopyWrite