イベント トレース
Windows イベント トレーシング (ETW) または Windows ソフトウェア トレース プリプロセッサ (WPP) を使用して、HID over I2C デバイス ドライバーの操作をトレースできます。 ETW の詳細については、Windows 開発のリファレンスのトピック「イベント トレース」を参照してください。 WPP の詳細については、「WPP ソフトウェア トレース」と「トレースをログ記録するためのインフライト トレース レコーダー (IFR)」を参照してください。
インフライト トレース レコーダー (IFR) の使用
すべてのドライバーに対して既定で有効になっているインフライト トレース レコーダー (IFR) を使用すると、HIDI2C ドライバーからカーネル デバッガーへのトレース出力を表示できます。 次のコマンドは、HIDI2C の WPP トレース メッセージを表示します。
!rcdrkd.rcdrlogdump hidi2c
インフライト トレース レコーダー (IFR) は、これらのトレース メッセージを固定サイズの循環バッファーに格納します。 その結果、出力にトレース ログ全体が含まれていない可能性があります。
logman.exe の使用
より詳細で制御可能なトレースを得るには、logman.exe を使用してトレースをキャプチャできます。 次のコマンドは、HIDI2C の WPP トレースをキャプチャします。
Logman create trace -n HIDI2C_WPP -o HIDI2C_WPP.etl -nb 128 640 -bs 128
Logman update trace -n HIDI2C_WPP -p {E742C27D-29B1-4E4B-94EE-074D3AD72836} 0x7FFFFFFF 255
Logman start –n HIDI2C_WPP
<RUN your SCENARIO here>
Logman stop -n HIDI2C_WPP
Logman delete -n HIDI2C_WPP
HIDI2C の PDB ファイルまたは TMF ファイルを使用して、結果のトレース ログ ファイルをテキストに解析できます。
ETW トレースの有効化
HIDI2C ドライバーは、特定のイベントの ETW イベントをログに記録します。 これらのイベントは、イベント ビューアー ログに記録されます。
これらのイベントは、次の logman.exe コマンドを使用して表示することもできます。
Logman create trace -n HIDI2C_ETW -o HIDI2C_ETW.etl -nb 128 640 -bs 128
Logman update trace -n HIDI2C_ETW -p Microsoft-Windows-SPB-HIDI2C
Logman start –n HIDI2C_ETW
<RUN your SCENARIO here>
Logman stop -n HIDI2C_ETW
Logman delete -n HIDI2C_ETW
結果のトレース ログは、Xperf や Windows Performance Analyzer (WPA) などのツールで解析できます。