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アイドル状態および現在使用されている電源の GPU 電源管理

Windows 8以降では、Windows Display Driver Model (WDDM) 1.2 以降のドライバーが個々のデバイスまたは一連のデバイスの電源を管理できるオプションの GPU 電源管理インフラストラクチャを使用できます。 このインフラストラクチャは、Windows と連携して F ステートと P ステートの電源管理をサポートする標準化されたメカニズムを提供します。

WDDM の最小バージョン: 1.2

Windows の最小バージョン: 8

ドライバーの実装: 省略可能

WHCK の要件とテスト: Device.Graphics...RuntimePowerMgmt

GPU 電源管理デバイス ドライバー インターフェイス (DDI)

これらの新しいおよび更新された関数と構造体は、電源コンポーネントの状態を遷移し、Microsoft DirectX グラフィックス カーネル サブシステムと電源イベントを通信するディスプレイ ミニポート ドライバーの Windows 8 以降で使用できます。

GPU 電源管理のシナリオ

GPU とディスプレイ画面は、ラップトップ、モバイル デバイス、およびデスクトップ PC の 2 つの最大の電力消費源です。

従量課金電力を削減し、バッテリ寿命を延ばすための主要な電源管理シナリオは次のとおりです。

  • モバイル・フォーム・ファクタ・デバイスは、個々のシステム・コンポーネントが使用されていない場合にシャットダウンするため、アイドル状態になり、電力を節約できます。
  • Windows System on a Chip (SoC) ベースのデバイスは、コンシューマー デバイスや携帯電話のように動作し、必要なときにすぐにオンになるため、エネルギーを節約できます。

ハードウェア認定の要件

ハードウェア デバイスでこの機能を実装する際に満たす必要がある要件については、関連する WHCK ドキュメントで「Device.Graphics…RuntimePowerMgmt」を参照してください。

Windows 8 で追加された機能の確認については、「WDDM 1.2 の機能」を参照してください。